なぜ人々はゴシップを好むのか? そこには意外な理由が・・

カニエ・ウェストとキム・カーダシアン
カニエ・ウェストとキム・カーダシアン

ダートマス大学の最新研究により、ゴシップが人間の精神に健康的な効果をもたらすことがわかった。ゴシップは悪いことという印象を抱いている人は少なくないだろう。しかしこの研究によると、ゴシップは社会的なつながりや交流を促進し、他の人の話を聞くことで世界を学ぶきっかけになるそうだ。

博士研究員のエシン・ジョリーは、記者発表の中で「ゴシップはしばしば誤解されがちな、コミュニケーションの複雑な形だ」とし、「ネガティブなものであるという固定概念を超えて、社会的で実質的なつながりの手段になり得る」と続けた。

エシン・ジョリーはこの研究を、研究室の助教授ルーク・チャンとともに行ってきた。2人はなぜ人間はお互いの情報を交換したり、ゴシップを話したりすることに多くの時間を費やすのかという疑問を解明するため、複数の参加者が6つのグループに分かれ、10ラウンドのコンテストを行うというオンラインゲームを作った。

参加者たちはラウンドごとに10ドルずつ与えられ、そのお金を貯金するか、150%増になるグループファンドに投資し、参加者間で均等に分配するかを選ぶことができる。このゲームの目的は、参加者にメンバー同士の協力的な行動と利己的な貯金との間で葛藤させることだった。情報量は制限されているため、参加者同士の行動は一部しか知ることができない。

ジョリーは発表の中で、「我々はこの実験を通して、自分の行動が直接会ったり話したりしたことのない人の行動に影響されるという、実際の生活に近いシナリオを描くことができた」とつづっている。なお、参加者たちは他の参加者と個別に話をすることができるようになっており、その他の参加者の態度や行動なども含めて情報交換ができる状態にあった。

参加者たちは自分が見聞きした情報をラウンドが終わるごとに他の参加者に伝える。この研究を通してゴシップが社会集団の中で多くの目的を持った「豊かで、多面的なコミュニケーション」であることが示されたのだ。なおゲームが終わる頃には、参加者たちの絆はより強固なものになっていたという。

ルーク・チャンはこの研究について、「他者と情報を交換することによって、ゴシップは関係を強固させる手段になる。それは信頼を伴うため、さらにコミュニケーションが深まることにより社会的な結びつきが促進される」と語った。

 

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