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トラヴィス・スコットのフェス事故に、消防署長が「ショーを絶対に中止すべきだった」と主張 「アーティストは観客の指揮権を持っている」

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自身が主催した音楽フェスで、観客8人が死亡する事故が起きたトラヴィス・スコット。この悲しい事件に対し、消防署長は、トラヴィスがパフォーマンスを続行したことについて非難している。New York Postが報じている。

サミュエル・ペナ消防署長は「Today」という番組に出演。8人の死者と数百人の負傷者を出しながらもパフォーマンスを続けたと報道されているトラヴィスについてコメントした。「アーティストは観客の指揮権を持っています。もし何かが起こっていると気づいたら、パフォーマンスを中断し、照明をつけ、『問題が解決するまで、ショーは続けません』と言うことができます」と述べ、またイベントに参加している全員に責任があるという見解を見せた。

しかし、彼はトラヴィスが、多くの負傷者が出ていることを「完全に認識していたとは言えない」としている。

事件が起きたのは米時間11月5日(金)、米テキサス州ヒューストン。トラヴィス・スコット主催の音楽フェス「Astroworld Festival」が開催され、メインステージで客がステージ前に向かって一気に押し寄せ、人々がパニックに。300人以上がケガをして、8名が亡くなった。

パフォーマンス中、押し合うファンたちを見たトラヴィスは、何度も立ち止まり、セキュリティーに声をかけ、そこにいる人々か大丈夫かどうか確認させ、また助け出すよう指示していたとの報道もある。その一方で倒れた人々が緊急搬送されている間も、トラヴィスがパフォーマンスを中断しなかったことをバッシングするコメントが相次いでいる。

現在調査は行われており、その真実についても明らかになってくるだろう。

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