人気女優のハル・ベリーは、かつて『チョコレート（原題：Monster’s Ball）』にてアカデミー主演女優賞の受賞し、大きな話題となったが、実はこの当時のキャリアには役に立たなかったことを明かした。
この投稿をInstagramで見る
ハル・ベリーがアカデミー賞を受賞したときは、ハルにとって重要なものであっただけでなく、この部門で初めて黒人女性が受賞したことから、歴史的な出来事となっていた。
ハルは最近、Varietyとのインタビューで、この歴史的瞬間は、彼女が期待したような形で彼女のキャリアに貢献したとは思えないと述べた。「歴史的な勝利を手にした。だからこれからの苦しみは、私にとって忘れられないほど楽になる・・・そう思った。でもそうはならなかったわ。何週間かたって、ようやく実感が湧いてきた。この賞を受賞したから、どこに行っても名前を知っている人がいるって思ったけど、業界内では有名なディレクターは誰も声をかけてくれなかったの。現実が普通に戻って、それで私は“ただの美人”っていうことに苦しんだのよ」。
もちろん受賞後、ハルは『X-MEN』シリーズや『ゴシカ』『キャットウーマン』など大ヒット作で活躍している。しかし、これは「オスカー女優だから」というよりも、女優としての実力によるところが大きかったのだろう。ハルは最近では、「セレブレーション・オブ・ブラックシネマ」でキャリア功労賞を受賞している。
この投稿をInstagramで見る
ハルの最近の作品では、『ブルーズド ～打ちのめされても～（原題：Bruised）』がネットフリックスにて配信されている。
