マシュー・ペリーの葬儀、『フレンズ』共演者5人が手をつないで棺を囲んでいた… Netflix新作で明かされた最後の別れ

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2023年10月に54歳で亡くなった俳優マシュー・ペリー。その葬儀で、人気ドラマ『フレンズ』の共演者5人が手をつないで棺を囲み、涙を流していたことが明らかになった。

この胸を打つ光景を初めて語ったのは、マシューの異母妹ミア・ペリー・ボウィック。10月27日(現地時間)にNetflixで配信が始まった全3話のドキュメンタリー『The One About Matthew Perry(原題)』の中で、兄との最後の別れを振り返っている。

『フレンズ』で10シーズンにわたって苦楽を共にした6人。ドラマの中だけでなく、現実でも強い絆で結ばれていたことを感じさせる、知られざるエピソードが明かされた。

 

【動画】マシュー・ペリーの知られざる人生を描く Netflix『The One About Matthew Perry』公式予告編

 

「5人が手をつないで棺を囲み、泣いていた」異母妹が明かした葬儀の光景

マシューの葬儀は2023年11月、ロサンゼルスで近親者や親しい友人だけを招いて執り行われた。

異母妹ミアによると、葬儀では家族が最後のお別れをできるよう、一定の時間、棺のふたが開けられていたという。

そんな中、会場に姿を現したのが、『フレンズ』の共演者たちだった。

 

【動画】『フレンズ』共演者5人、マシュー・ペリーの棺を囲んで涙… 異母妹が明かした葬儀の新証言(Page Six)

 

ジェニファー・アニストン、コートニー・コックス、リサ・クドロー、マット・ルブランク、デヴィッド・シュワイマーの5人は、そろって会場に入ってきたという。

ミアは、そのときの様子を次のように振り返っている。

「『フレンズ』のほかのキャスト全員が、一緒に入ってきたの。彼らに会うのは、20年ぶりくらいだったと思う」

最初にミアのもとへ歩み寄ったのは、ジェニファー・アニストンだった。

「ジェン(ジェニファー)が最初に私のところに来て、強く抱きしめてくれた。でも、みんながハグしてくれたわ」

そして、ミアの目に焼きついたのが、5人がマシューの棺へと向かう姿だった。

「それから5人は手をつないで棺のところまで歩いていき、棺を囲んで、泣きながら立っていたの」

マシューがこの世を去ってから3年。ドキュメンタリーで明かされたこの証言は、長年『フレンズ』を愛してきたファンにとっても、特別な意味を持つものとなった。

 

『フレンズ』共演者5人、ドキュメンタリーへの出演は見送り

今回のドキュメンタリーには、マシューの家族や親友、かつての交際相手、仕事仲間など、彼をよく知る人々が多数登場する。

一方、ジェニファーをはじめとする『フレンズ』のメインキャスト5人は、いずれも新たなインタビューには参加していない。ただし、作品には過去の映像を通じて登場している。

監督を務めたメアリー・ロバートソンは、5人に出演を依頼したものの、参加を見送る判断があったことを明かしている。

Netflixの公式インタビューで監督は、共演者たちがマシューを愛し、それぞれの方法で悲しみと向き合っていることを理解していると説明した。

出演を見送った具体的な理由は明らかにされていない。

マシューの死後、5人は連名で追悼声明を発表していた。

「私たちは皆、マシューの死にひどく打ちのめされています。私たちは単なるキャスト仲間ではありませんでした。私たちは家族です」

当時の声明に込められた言葉は、今回明かされた葬儀の光景と重なる。

 

チャンドラーの笑顔の裏で続いていた苦悩

マシューは1994年から2004年まで放送された『フレンズ』で、皮肉屋ながら愛情深いチャンドラー・ビングを演じ、世界的な人気を獲得した。

しかし、その輝かしいキャリアの裏では、長年にわたりアルコールや薬物への依存症と闘っていた。

今回のドキュメンタリーでは、ミアが兄の苦悩についても証言している。

彼女によると、マシューはチャンドラーというキャラクターに、自分自身と重なる部分を感じていたという。

周囲を笑わせることで、自分が抱えるつらさを隠そうとする男性。その姿は、現実のマシューにも通じるところがあった。

番組では、依存症が深刻化した時期の撮影現場の様子や、2021年に制作された『フレンズ』再会特番に臨む前の不安についても語られている。

ミアによれば、再会特番の撮影当時、マシューは健康状態に問題を抱え、久しぶりにカメラの前に立つことを心配していたという。放送後には彼の様子をめぐってさまざまな反応が寄せられ、家族にとってもつらい経験となった。

マシューは2023年10月28日、ロサンゼルスの自宅で死亡しているのが発見された。死因はケタミンの急性作用による事故死と判断され、溺水なども寄与要因とされた。

 

「チャンドラーだけではなく、ひとりの人間として兄を知ってほしい」

Netflixの『The One About Matthew Perry』は、俳優としての成功だけでなく、依存症との闘い、家族や友人との関係、そして回復を目指す人々への支援活動など、マシューの人生を多角的に描く作品だ。

監督のメアリー・ロバートソンは、マシューを愛した人々が、彼のことをさらに深く知り、好きになれる作品を目指したと説明している。

これまで兄について公の場で語ることを控えてきたミアも、Netflixの公式インタビューで、今回初めてカメラの前に立った理由を明かしている。

彼女が伝えたかったのは、人気ドラマのチャンドラーという役柄や、依存症に苦しんだ俳優というイメージだけでは語り尽くせない、兄の本当の姿だった。

マシューは寛大で、人を笑わせることが大好きで、苦しい時期にも周囲への愛情を忘れない人物だったという。

ミアは、今回の作品を通じて、マシューを直接知る人も、遠くから愛していたファンも、彼がどのような人間だったのかを、さらに深く理解してくれることを願っている。

『フレンズ』が描いてきたのは、人生の喜びも悲しみも分かち合う6人の友情だった。

そしてマシューとの最後の別れの日、残された5人は手を取り合っていた。その姿は、彼らが単なる共演者ではなく、長い年月を共にした仲間だったことを、静かに物語っている。

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