エド・シーランの代表曲ともいえる「シンキング・アウト・ラウド(原題:Thinking Out Loud)」の一部が、米ミュージシャンのマーヴィン・ゲイの楽曲からの盗作だと訴えられ、エドに出廷命令が出された。
【動画】Ed Sheeran – Thinking Out Loud
Billboardによるとエドシーランは、同曲の主要部分がマーヴィン・ゲイの1973年のヒットソング「レッツ・ゲット・イット・オン(原題:Let’s Get It On)」に似ており、メロディを盗んだと訴えられていた。
エド側は「エドが盗んだとされる部分は簡単な要素の組み合わせであり、そもそも著作権の対象となるほど独自性がない」とし、この訴えは無効であると主張していた。この起訴自体を破棄しようと試みたが、今回裁判所はこれを拒否し、エドに出廷命令が出された。
この裁判の日程はまだ決まっていないが、どこかの時点でエドはマンハッタンの連邦裁判所へ出廷し、自分の言い分を主張しなければならないという。
【動画】Marvin Gaye – Let’s Get It On
エド・シーランは以前にも、2017年に発売された楽曲「Shape of You」が著作権侵害で起訴された。似ていると訴えた楽曲は、サミ・チョクリとロス・オドノヒューの2015年の楽曲「On Why」だ。
しかし今年4月、この裁判でエドが勝訴。この判決を受け、エドはコメントを発表。「今回の結論は非常にうれしく思っていますが、現代において、このような主張がなされることは一般的になってきており、著作権侵害を訴えることで、裁判に持ち込むよりも解決金でおさめてしまおうという訴えられた側の考えにつけこもうとする文化もうまれつつあります。たとえ主張に根拠がなかったとしても」と、ヒット曲が訴えられやすい現状に苦言を呈していた。
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