キム・カーダシアン主演の新作ドラマ『All’s Fair』、「今年最悪のテレビ番組」と酷評されるも配信ランキングは1位発進

キム・カーダシアン FILMS/TV SERIES
キム・カーダシアン Fred Duval / Shutterstock.com
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全米お騒がせ一家・カーダシアン家の長女にして実業家のキム・カーダシアンが主演する新作ドラマ『All’s Fair』が、批評家から厳しい評価を受けている。

同作はライアン・マーフィーが監督を務め、ティヤナ・テイラー、ニーシー・ナッシュ、サラ・ポールソン、グレン・クローズらが出演する豪華キャストの作品。PageSixによると、米レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、現時点で0%という衝撃的な評価を記録している(※8件の批評のみ)。

『All’s Fair』予告編

キム・カーダシアンは、離婚専門の敏腕弁護士アリューラ・グラント役を演じているが、その演技に対しても酷評が相次いでいる。USA Todayのケリー・ローラーは「今年最悪のテレビ番組」と断じ、Hollywood Reporterのアンジー・ハンは「脳死状態」と表現。ハンはさらに「キムの演技は硬直していて感情がなく、真実味がまったくない。彼女の存在は話題性を生むが、それ以上の価値はない」と述べた。

ガーディアン紙のルーシー・マンガンは「こんなにひどいテレビ番組がまだ作れるとは思わなかった」と驚きを示し、デイリー・テレグラフのエド・パワーはライアン・マーフィーを「悪趣味テレビの教祖」と呼び、1つ星評価を与えている。

一方で、視聴者の反応はまったく異なる。配信開始直後からHuluのランキングで1位を獲得し、SNSでは熱狂的なファンの声が広がっている。

「脚本はひどく、演技も最悪。でもキムは意外と悪くない。ライアン・マーフィーはまたやってくれた」「キャンプ感満載で、女性中心の物語が面白い。批評家はキムだから叩いているだけ」といった擁護の声も多い。

「ABCの昔のドラマを思い出させるような、悪さを恐れない作品。だからこそ楽しい」「アリューラ・グラントは最高にかっこいい」といったコメントも見られ、作品の“クセ”が逆に魅力となっているようだ。

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