映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が世界中で記録的な大ヒットを続ける中、主演トム・ホランドにも、とんでもない“ご褒美”が待っているようだ。
米TheWrapが複数の関係者の話として報じたところによると、トムが同作で最終的に受け取る報酬は、なんと1億ドル(約150億円)を超える見込みだという。
驚くべきはその成長ぶりだ。トムが初めて単独主演した2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』で受け取った基本出演料は50万ドル(約7500万円)だったとされる。それから約10年。いまやスパイダーマンを演じることで得る報酬は、成功報酬まで含めれば1億ドル超、単純計算で当時の200倍以上に達する可能性がある。
いったい、どうしてここまで巨大な金額になったのだろうか。
【動画】トム・ホランド主演『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』日本版予告編
基本出演料だけで30億円以上
TheWrapによると、トムが『ブランド・ニュー・デイ』出演にあたって受け取る基本出演料は、少なくとも2000万ドル(約30億円)。別の関係者は2500万ドル(約37億5000万円)程度だとしており、これだけでもハリウッド最高クラスの金額である。
さらに大きいのが、映画の成績などに応じて支払われる「バックエンド」と呼ばれる成功報酬だ。トムの契約にはこのバックエンドが含まれ、しかも報酬額に上限は設定されていないという。映画がヒットすればするほど、トムの取り分も増えていく仕組みだ。
関係者の一人は、最終的にトムが「少なくとも1億ドル」を手にすると予測している。もちろん現時点で確定した金額ではなく、ソニー・ピクチャーズも出演料についてコメントしていない。しかし映画の現在の勢いを考えれば、巨額の成功報酬が発生する可能性は十分にありそうだ。
『ブランド・ニュー・デイ』は世界興収20億ドル突破
その背景にあるのが、『ブランド・ニュー・デイ』の驚異的な興行成績だ。
7月31日に全米公開された同作は、公開からわずか3週間ほどで世界興行収入20億ドル(約3000億円)を突破。20億ドル到達のスピードは映画史上2番目で、同ラインを超えた映画は史上わずか8作品しかない。
北米でも公開週末に約3億6000万ドルを記録し、歴代最高のオープニングとなった。
つまり今回の巨額報酬は、単にトムが人気スターだから提示されたものではない。彼が主演する映画そのものが、数千億円規模のビジネスになっているのである。
最初の『スパイダーマン』では約7500万円だった
さらに驚かされるのが、トムの「スパイダーマン・ギャラ」の変遷だ。
TheWrapによると、『ホームカミング』での基本出演料は50万ドル(約7500万円)。『ファー・フロム・ホーム』では400万ドル(約6億円)、『ノー・ウェイ・ホーム』では1000万ドル(約15億円)へと上昇した。
そして『ブランド・ニュー・デイ』では基本出演料だけで2000万ドル以上。成功報酬まで合わせれば1億ドル超になる可能性がある。
トム・ホランド「スパイダーマン」ギャラの変遷
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
50万ドル / 約7500万円
↓ 約8倍
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
400万ドル / 約6億円
↓ 約2.5倍
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
1000万ドル / 約15億円
↓ 約2倍
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(2026)
基本出演料2000万ドル以上 / 約30億円以上
+ 上限なしの成功報酬
⇒ 最終的には……1億ドル超 / 約150億円超の可能性
50万ドルから1億ドルなら、単純計算では実に200倍。ただし、最初の50万ドルは基本出演料、今回の1億ドル超はバックエンドを含めた最終報酬の予測なので、完全に同条件での比較ではない。それでも、この約10年でトムのスターとしての価値が桁違いに大きくなったことは間違いない。
20歳の若手俳優から「150億円スター」へ
トムが初めてスパイダーマンを演じたのは、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。当時まだ20歳だった。
翌年の『ホームカミング』で単独主演を務めてから約10年。「トム・ホランドが演じるスパイダーマン」は世界有数の映画ブランドへ成長し、彼自身もハリウッドを代表するスターになった。
これは、MCUとともに出演料を大きく伸ばしたロバート・ダウニー・Jr.を思わせる出世ぶりでもある。近年はスーパーヒーロー映画全体の勢いに陰りを指摘する声もあったが、『ブランド・ニュー・デイ』の大ヒットを見る限り、トム版スパイダーマンの集客力は健在だ。
1本の映画で150億円超――と聞けば途方もない金額だが、『ブランド・ニュー・デイ』はすでに世界で約3000億円を稼いでいる。
約10年前、50万ドルの基本出演料でピーター・パーカーを演じ始めた若手俳優は、いまや1億ドル超を稼ぐ可能性のある世界的スターになった。映画の興収がさらに伸びれば、“スパイダーマン史上最大級の給料日”がさらに膨らむ可能性もありそうだ。
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