ヘイデン・パネッティーア死亡時、DVで有罪となった恋人が現場にいた 別れと再接近を繰り返した2人の複雑な関係

ヘイデン・パネッティーア FILMS/TV SERIES
ヘイデン・パネッティーア photo: 出典元: Tinseltown / Shutterstock.com
FILMS/TV SERIESNEWS

36歳で急逝した女優ヘイデン・パネッティーア。その死をめぐり、新たに注目を集めている人物がいる。長年にわたって交際と別離を繰り返してきたブライアン・ヒッカーソンだ。

ブライアンは過去にヘイデンへのDV(ドメスティック・バイオレンス)をめぐって逮捕され、有罪となり服役した人物でもある。それでも2人はその後再び交流するようになり、ヘイデンが亡くなった8月16日、ブライアンは彼女と同じサウスカロライナ州の現場にいたことが警察資料などから明らかになった。

過去には暴力によって引き裂かれ、それでも再び近づいていった2人。ヘイデンの死を受け、その複雑な関係があらためて大きな注目を集めている。

 

死亡時、ブライアンと弟ザックが現場に

ヘイデンは8月16日、サウスカロライナ州グリーンビルのアパートで意識のない状態で発見され、その後死亡が確認された。警察のインシデント・レポートによると、現場にはブライアン・ヒッカーソンと、その弟ザック・ヒッカーソンがいた。

報道によると、ヘイデンが反応しない状態になっているのを発見したのはザックで、そのときブライアンは別の部屋で眠っていたという。救急隊はヘイデンにCPR(心肺蘇生)を行い、オピオイドの過剰摂取が疑われる際などに使用される救命薬ナロキソン(商品名ナルカン)も投与したが、蘇生には至らなかった。

また、ブライアンは警察に、ヘイデンが服用していたという薬が入ったバッグを見せたと報じられている。

ただし、ここで強調しておかなければならないのは、現時点でブライアンがヘイデンの死に関与したことを示す情報は出ていないということだ。検視では外傷は確認されておらず、現時点で犯罪行為を示す兆候はないとされている。正式な死因については、毒物検査などを含むさらなる調査が続いている。

 

2018年に始まったブライアンとの関係

ヘイデンとブライアンの交際が報じられるようになったのは2018年ごろ。ところが、2人の関係はその後、DV事件によって大きく揺れることになる。

ブライアンはヘイデンへの暴力をめぐり複数回逮捕され、2021年にはDV事件に関連する2件の重罪について不抗争答弁を行った。45日間の禁錮刑と4年間の保護観察を言い渡され、DVに関するプログラムへの参加なども命じられた。

しかし、2人の関係はそこで完全に終わったわけではなかった。ヘイデンはその後、ブライアンを許したことを公に語り、2人が一緒にいる姿もたびたび確認されるようになった。恋人関係ではなく「友人」として交流を続けていると説明される時期もあった。

 

ヘイデン自身が回顧録でDVを告白

今年、2人の過去は再び大きく注目されることになった。ヘイデンは2026年に出版した回顧録『This Is Me: A Reckoning』で、ブライアンとの関係で経験したDVについて詳細に振り返っている。

彼女はその経験が残酷でトラウマになるものだったと振り返り、虐待する人物を自分の人生から切り離すことの難しさについても告白。自分自身を強く立ち直る力のある女性だと思っていただけに、そのような状況に陥ったことを受け入れるのは非常につらかったとも明かしている。

一方、ブライアン自身も今年5月、TMZのインタビューでヘイデンの回顧録について語った。自身の虐待行為について書かれた部分を読むのはつらかったとしながらも、ある出来事について「I did it(自分がやった)」と認めている。

さらにブライアンは、DVをする側の人間にもこうした体験談を読ませるべきだと主張。ヘイデンの回顧録が、虐待する人間に自らの行為と向き合うきっかけを与える可能性があるという考えも語っていた。

【動画】ブライアン・ヒッカーソン、ヘイデンへの過去のDVについて語る

このインタビューでは、ブライアンがヘイデンへの思いが現在も残っていることにも言及している。別の発言では、将来的に彼女と結婚したいという思いまで口にしていた。ヘイデンが亡くなるわずか約3カ月前のことだった。

 

事件後に送ったとされるメッセージも再浮上

ヘイデンの死後、2人の過去に関する裁判資料もあらためて報じられている。

Page Sixなどが入手した裁判資料によると、2020年のDV事件で逮捕された後、ブライアンはヘイデンに対して複数のメッセージを送ったとされる。当時は接触を禁じる命令が出ていたという。

報道されたメッセージには、ヘイデンに不利益となる情報などを公にすることを示唆する内容も含まれていたとされる。これらは今回新たに送られたものではなく、過去のDV事件に関連する裁判資料から再び注目されたものだ。

さらにブライアンは、過去のDV事件に関する重罪記録を軽減し、記録を抹消することなどを裁判所に求めていた。しかし、その申し立てはヘイデンが亡くなるわずか3日前の8月13日に裁判官によって退けられている。

 

母親もブライアンとの関係に懸念「彼はいい人ではなかった」

ヘイデンの死後、母レスリー・ヴォーゲルもブライアンとの関係について口を開いている。

NBC Newsの取材に応じたレスリーは、家族が以前からブライアンとの関係を心配していたことを明かし、彼について「いい人ではなかった」という趣旨の厳しい見方を示した。ヘイデンがブライアンとの関係を続けることについて、家族として懸念を抱いていたという。

一方で、母娘の関係そのものも単純ではなかったようだ。レスリーは、亡くなるまでの約1年間、ヘイデンとは疎遠になっていたことも明かしている。娘がブライアンとの関係に戻ったことについても複雑な思いを語り、「ヘイデンは悲しいことに道を見失ってしまった。違っていてほしかった」と振り返った。

もちろん、これはあくまで母親から見た2人の関係についての証言であり、ヘイデン自身がどのように考えていたのかとは分けて受け止める必要がある。それでも、過去のDV事件を知る家族が2人の再接近を心配していたという事実は、その後も続いたヘイデンとブライアンの複雑な関係を物語っている。

 

死の5カ月前、松葉づえ姿のヘイデンの隣にはブライアンが

そして現在あらためて注目されているのが、亡くなる約5カ月前に撮影された2人の姿だ。

今年3月、ヘイデンとブライアンは一緒にロサンゼルス国際空港(LAX)に到着したところを撮影されている。映像で特に目を引くのは、ヘイデンが松葉づえをつきながら歩いていることだ。ゆっくりと進むヘイデンのそばにはブライアンがおり、2人は一緒に空港を移動していた。

当時の報道によると、ヘイデンは腰の神経が圧迫されているため松葉づえを使用していると説明していた。この映像は今回の死とは直接関係するものではないが、一度はDV事件によって離れた2人が、2026年に入ってからも実際に行動をともにしていたことを示す場面として、ヘイデンの死後あらためて注目されている。

【動画】死の約5カ月前、松葉づえ姿のヘイデンとブライアンがLAXに
Watch full video on TMZ

このとき、2人の関係について関係者は「ただの友人」だと説明していた。しかしその後、TMZやPage Sixは、ヘイデンとブライアンが再び親密な関係になっていたと報道。一部の友人には、2人が再び近い関係になっていることを知らせていなかったとも伝えられている。

ただし、死亡時点で2人がどのような関係にあったのかについては報道にも食い違いがあり、外部から断定することは難しい。確かなのは、DV事件を経て一度は離れた2人が再び交流するようになり、3月には一緒に空港に姿を見せ、そしてヘイデンが亡くなった8月16日にもブライアンが現場にいたということだ。

 

正式な死因はまだ判明していない

ヘイデンの突然の死をめぐっては、さまざまな情報や憶測が飛び交っている。しかし、正式な死因はまだ発表されていない。

現場ではナルカンが投与されているが、それだけでオピオイドの過剰摂取が死因だったと判断することはできない。検視では外傷は確認されておらず、現時点で犯罪行為を示す兆候はないとされている。正式な死因については、毒物検査などを含むさらなる調査が続いている。

そして、ブライアンの過去のDV歴と、彼が死亡現場にいたという事実はそれぞれ確認されているものの、この2つを結びつける証拠は現在までに示されていない。

ヘイデン自身が亡くなるわずか数カ月前、自らの言葉で振り返ったほど複雑だったブライアンとの関係。彼女の死を受け、その長い歴史が再び注目されているが、死因については検視当局による正式な発表を待つ必要がある。

tvgrooveをフォロー!