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『スター・ウォーズ』ジョン・ボイエガ、デモで涙ながらにスピーチ 「キャリアなんでどうなってもいい」と訴える彼をマーク・ハミルらSWチームが称賛[動画あり]

スピーチをするジョン・ボイエガ FILMS/TV SERIES
スピーチをするジョン・ボイエガ

映画『スター・ウォーズ』続三部作で主要キャラのフィン役を演じた俳優のジョン・ボイエガが、現在世界各地で行われている「Black Lives Matter」のデモに参加。そこで涙ながらに黒人の人権や人種差別について訴えた。

ジョン・ボイエガのスピーチ

米時間5月25日(月)ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性のジョージ・フロイドさんが「偽札を使った疑い」があるとして白人警察官のデレク・ショーヴィンに7分以上にわたり首を圧迫され、そのまま亡くなるという事件が起きた。無抵抗の被害者を拘束し、首を膝で押さえつけた警察官は、フロイドさんが「息ができない」と助けを求めたにもかかわらず、それに応じず死に至らしめた。

人種差別の象徴ともいえるこの事件がきっかけとなり、各地で「Black Lives Matter(黒人の命は重要)」のスローガンを掲げた抗議デモが行われるように。長きに渡って続いている黒人への差別をなくそうと、さまざまな著名人や人々が運動に参加している。

ET誌によると、ジョン・ボイエガは先日英ロンドンにあるハイドパークにて行われたデモに参加。全身を黒で包んだジョンは「俺は心の底から話している。この後キャリアが台無しになるかもしれないけど、そんなのクソくらえ!」とメガホンで叫んだ。

ジョンは涙を流しながら「今日はまだ半分しか進めていない人々の運動だ。ジョージ・フロイドが(生きていれば)成し得たこと、サンドラ・ブランドが成し得たことなんてわからない。でも今日は、こういう考え方が子どもたちにとって普通になるようにしてやる」「これは生きるか死ぬかの問題だ。みんな、このクソみたいな事態がどれだけ苦しいか理解してほしい」と、全力で訴えた。

「キャリアがどうなるかわからないがどうでもいい」と、俳優という立場よりも声をあげることを選んだジョン。しかし彼の意見や行動を尊敬する著名人は多く、『スター・ウォーズ』続三部作で共演した、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは「ジョン、君を最高に誇りに思うよ。父より」と投稿。

また『スター・ウォーズ』公式アカウントもジョンへ「私達はあなたと共に立ち上がります」と書き、彼のスピーチのリンクとサポートのメッセージを投稿。「ルーカスフィルスはジョン・ボイエガと共に立ち上がります。『時が来た。黒人の命はこれまでずっと重要だった。黒人の命はずっと大切だった。黒人の命はこれまでもずっと意味のあるものだった』というジョンのメッセージと共に。人種差別という悪は終わる必要がある。この時代遅れな概念が変わるまで一緒に戦います。ジョン・ボイエガ、あなたはヒーローです」と声明も出している。

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