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テイラー・スウィフト、故郷テネシー州の“ある像”を撤去するよう呼びかける! 「人種差別主義の歴史上の人物を祝う記念碑にはウンザリ!」

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テイラー・スウィフト

人気歌手のテイラー・スウィフトが、ふるさとのテネシー州にある、人種差別の象徴ととれる像を撤去するようSNSで呼びかけている。

テイラー・スウィフトといえば、ペンシルベニア州で生まれ、音楽キャリアのため11歳からはテネシー州ナッシュビルに引っ越し、そこからさらに経験を積み成功街道を突き進んでいった。また現在もテイラーはテネシーに自身の家と両親の家がある。

テイラーにとってゆかりの地であるテネシー州だが、地域にある像の問題を指摘している。日本時間6月13日、テイラーはSNSで長文を書きつづった。

テネシー居住者として、邪悪なことをした人種差別主義の歴史上の人物を祝う記念碑が私たちの州に立っているのにはウンザリさせられます。エドワード・カーマックネイサン・ベッドフォード・フォレストは私たちの州の歴史の中で卑劣な人物であり、そう扱われるべきです。

エドワード・カーマックの像は先週の抗議デモで取り壊されるまで、州議会議事堂にありました。テネシー州はそれを再建すると言いました。

参考までに、彼は黒人のリンチを推奨する社説を発表し、アイダ・B・ウェルズ(ジャーナリズムと公民権における彼女の先駆的な研究のために英雄の像に値する)のオフィスの放火を扇動した白人至上主義の新聞編集者でした。

彼の像を再び置き換えることは、国家資金の浪費であり、正しいことを行う機会を無駄にします。

次にこの怪物の話をしましょうか。ネイサン・ベッドフォード・フォレストは残忍な奴隷商人であり、白人至上主義の人種差別集団秘密結社KKK(クー・クラックス・クラン)の結成者で、南北戦争の間に、数十人もの黒人の連合軍を虐殺しました。

彼の像はまだ立っており、7月13日は「ネイサン・ベッドフォード・フォレスト記念日」となっています。社会的圧力により、州はこれを無くそうとしているので、テネシーの人々はもう腹を立てることはないでしょう。成功を祈っています。

銅像を撤去することが、黒人の人々の何世紀にもわたる抑圧、暴力、耐えてきた苦しみを取り払ってくれるわけではありませんが、このことで、すべてのテネシーの人々、そしてテネシーに訪れる人々にとっての安全を感じる小さな一歩をもたらすかもしれません。白人の人だけでなく。

人種差別の恐ろしい構造を永続させた人々のステータスを「ヒーロー」から「悪者」に遡及的​​に変更する必要があります。悪者は彫像に値しません。

私は、国会議事堂とテネシー歴史委員会に、これらの記念碑のため戦い続けることがどれほど有害であるか考えるようお願いしています。

人種差別者たちを称えるために戦うことは、テネシー州の黒人の人々と彼らの仲間たちに対して、この痛みのサイクルを続けるということです。歴史を変えることはできませんが、このことは変えることができます。

これまでにもテイラーは人種差別撤廃に向け声をあげてきており、6月9日には「人種的不正が地域や州の政治に染み込んでいる。これは絶対に変えなければいけない」とツイートしたり、またトランプ米大統領が暴力を賛美するようなツイートをした際も、彼のやり方をバッシングし、今年の大統領選では落選させるとパワフルなツイートを投稿していた。

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