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ブラック・アイド・ピーズが贈る、豪華ゲストが勢ぞろいしたアルバム「トランスレーション」ついにリリース! ラテン・ミュージックも取り入れた超意欲作に

ブラック・アイド・ピーズ COLUMNS
ブラック・アイド・ピーズ

ヒップホップ界発の世界的ヒットメーカー、ブラック・アイド・ピーズの、通算8枚目となる最新アルバム「トランスレーション」が6月19日(国内盤は7月22日)、ついにリリースされた。

今回は、これまで長年第一線で活躍し続けているブラック・アイド・ピーズの歴史と、最新アルバムの魅力を掘り下げていきたい。

ブラック・アイド・ピーズの長きに渡る活躍 ヒット曲を連発しグラミー賞受賞

これまで6度ものグラミー賞を受賞している音楽グループ、ブラック・アイド・ピーズは2000年代初期には、3人組のヒップホップ・グループとして活動していた。その後、紅一点となる女性シンガーのファーギーが加入。「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」や「パンプ・イット」の世界的ヒットで一世を風靡し、その名を世に知らしめた。2009年にリリースしたアルバム「The E.N.D.」では、シングル「ブン・ブン・パウ」で12週連続、「アイ・ガッタ・フィーリング」がなんと14週連続、合計26週間連続で全米シングル・チャート1位を獲得し、同一アーティストによる連続1位獲得期間の新記録を樹立した。

【動画】「ブン・ブン・パウ」

その後ブラック・アイド・ピーズは2011年から活動を休止。ファーギーがグループを脱退した後、3人組として原点回帰し、ヒップホップにフォーカスしたアルバム「マスターズ・オブ・ザ・サン Vol. 1」を2018年10月にリリース。本格的に復帰を果たした。

音楽フェス「スーパーソニック」出演で3年ぶりの来日決定!

ブラック・アイド・ピーズは、今年9月19日から21日に東京、19日と20日に大阪で開催される、新音楽フェス「SUPERSONIC 2020(スーパーソニック)」への出演が決定している。

サマーソニックに代わる“秋フェス”として注目されている「スーパーソニック」には、ブラック・アイド・ピーズのほか、スクリレックス、カイゴ、スティーヴ・アオキ、ザ・1975、リアム・ギャラガーら豪華アーティストがラインナップされている。

ブラック・アイド・ピーズにとっては、2017年のサマーソニック以来3年ぶりの来日。今回は最新アルバム「トランスレーション」を引っさげてのステージになるため、期待は否応なしに高まっている。

2017年のサマソニでのブラック・アイド・ピーズ↓↓

 

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Forever.

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ラテン要素を取り入れた待望の新アルバム「トランスレーション」

ブラック・アイド・ピーズの新アルバム「トランスレーション」では、これまでのアルバムでは見られなかったラテン・ミュージックへのアプローチがみられる。ラテンアーティストたちを迎えながら、往年のヒット曲をサンプリングさせることで、タイトルにもあるように自分たちの音楽スタイルに“翻訳”し、新たなヒット曲を生むという魅力が発揮されているのだ。

2019年、米Epic Recordsに移籍したブラック・アイド・ピーズ」は、移籍後第一弾シングルとしてレゲトン界で多大な人気を誇るスター=J バルヴィンとコラボした新曲「リトモ」をリリース。コロナの「ザ・リズム・オブ・ザ・ナイト」をサンプリングした同曲で約9年ぶりに全米シングルチャートTop40にチャートインし、最高26位まで上り詰めた。また、同曲はブラック・アイド・ピーズ史上最も再生されている楽曲、及び視聴されているミュージック・ビデオとなり、完全復活を遂げた。

「リトモ(バッド・ボーイズ・フォー・ライフ)」 X J バルヴィン

 

今年4月にリリースした新シングル「ママシータ」では1986年にリリースされたマドンナのアルバム「トゥルー・ブルー」に収録された「ラ・イスラ・ボニータ」を、「フィール・ザ・ビート」ではリサ・リサ&カルト・ジャムキャン・ユー・フィール・ザ・ビート」を、「トド・ブエノ」ではオーディオ・トゥートップ・ビリン」をサンプリング。

そして極めつけは、MCハマーが「ユー・キャント・タッチ・ディス」でサンプリングしたことでも有名なリック・ジェイムズの「スーパー・フリーク」を、今回ニッキー・ジャムタイガが参加した「ヴィダ・ロカ」の楽曲でサンプリング。こちらはラテンだけでなくラップも巧みに織り交ぜている。

「ママシータ」 X オズナ X J. レイ・ソウル

ブラック・アイド・ピーズによる“トランスレーション(翻訳)”を通して、ヒップホップファンのみならず、あらゆるジャンルの音楽ファンが楽しめる中毒性の高いキャッチーな楽曲に生まれ変わっている。まさにブラック・アイド・ピーズだからこそできる、絶妙かつ最高の技といえるだろう。

得意技の「サンプリング」で、過去にもヒット曲連発!

今作ではラテン・ミュージックへの新たなアプローチを試みているが、サンプリングで新たなヒット曲を生み出すというのは、これまでにブラック・アイド・ピーズが得意としてきている手法。これまでにもたくさんのサンプリングで誰もが知るヒット曲から耳馴染みのない曲も、独自のサウンドに作り替え、しっかりヒットさせてきた実力を持っている。

■「モンキー・ビジネス」(’05)収録「パンプ・イット
クエンティン・タランティーノの映画『パルプ・フィクション』で使用されていたことや、フジテレビ系ドラマ「WATER BOYS」の中で使用されていたことでも印象深いディック・デイル&デルトーンズの「ミザルー」をサンプリング。

■「モンキー・ビジネス」(’05)収録「ドント・ファンク・ウィズ・マイ・ハート
→ インドの歌手アシャ・ボスレの「Aye Naujawan Hai Sab Kuch Yahan」をサンプリング

■「The E.N.D.」(‘09年)収録「ブン・ブン・パウ
→ 2001年10月に発売されたダフト・パンクの名曲「ハーダー・ベター・ファスター・ストロンガー」をサンプリング。

参加ゲストが超豪華! シャキーラ、J.バルヴィンなどラテン界を代表するアーティストたちが集結

「トランスレーション」でさらに注目なのが、参加アーティストの豪華さだろう。アルバムでは今年の「スーパーボウル」のハーフタイムショーで話題となったラテン・ミュージックには欠かせない歌姫シャキーラ。「ミ・ヘンテ」などの大ヒット曲で知られるJ.バルヴィン、ラテン音楽好きな若者の中で大ヒットを飛ばしているベッキー・G、ラテン界を盛り上げている若手レゲトン歌手マルーマ4つのギネス世界記録を持ちラテン・トラップ界の頂点に立つスーパースターのオズナ、そしてラテンとアーバンを融合させた“ラテン・アーバン”のジャンルで活躍しているニッキー・ジャムJ.レイ・ソウルピソ21エル・アルファ、ほかにもヒップホップ界からは人気男性ラッパーのタイガフレンチ・モンタナジェイデン・スミスという、錚々たるメンバーが参加している。

「Spotify」のライブイベントでのブラック・アイド・ピーズと、J.バルヴィン↓↓

 

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Mil gracias to @spotify and to our hermano @jbalvin for bringing the #RITMO to the first ever #SpotifyAwards. Te queremos México 🇲🇽❤️

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ブラック・アイド・ピーズのメンバーたちもスペイン語を披露↓↓

「ノー・マニャーナ」 X エル・アルファ

今作ではJ.レイ・ソウルが、ファーギーに代わり紅一点ボーカルとして参加している。J.レイ・ソウルはアフリカ系アメリカ人とフィリピンの血筋を持つシンガーソングライターで、ブラック・アイド・ピーズとの出会いは2013年のオーディション番組「The Voice」(フィリピン版)だったという。

J.レイ・ソウルは、当時番組のコーチとして参加していたアップル・デ・アップに才能を見出され、惜しみない努力を続け、前作でゲスト・ボーカルとして参加し、2019年のツアーにも同行。そして今作ではメンバーの一人として、パワフルでソウルフルな歌声を披露している。

アルバム「トランスレーション」についてJ.レイ・ソウルはインタビューで、「最高なものになるわ。アフロビート、ラテン・バイブス、ダンス…とにかく気分が上がる音楽よ。まさに今私たちがこの状況で必要としている音楽じゃない?」とコメントしている。

「フィール・ザ・ビート」 X マルーマ

ブラック・アイド・ピーズとJ.レイ・ソウルの4ショット↓↓

 

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An elevator opens and you see these iconic four inside 😎 What’s the first thing you say? #MamacitaBEP

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最新アルバム「トランスレーション」は、キャリア20年越えのブラック・アイド・ピーズの集大成でありながらも、ラテンへのアプローチを含めた挑戦心もある大作となっている。「スーパーソニック」に向け、今から「トランスレーション」を聴きこもう!

リリース情報

ブラック・アイド・ピーズ| Black Eyed Peas

ニュー・アルバム『トランスレーション』|Translation

2020年6月19日(金)配信

2020年7月22日(水)日本盤CD発売

全15曲+日本盤CDボーナストラック2曲収録

<国内盤CD>

SICP-6328 / 2,400円+税

歌詞・対訳・解説付き

初回仕様ステッカー封入

トラックリスト:

1. 「リトモ(バッド・ボーイズ・フォー・ライフ)」 X J バルヴィン
2. 「フィール・ザ・ビート」 X マルーマ
3. 「ママシータ」 X オズナ X J. レイ・ソウル
4. 「ガール・ライク・ミー」 X シャキーラ
5. 「ヴィダ・ロカ」 X ニッキー・ジャム X タイガ
6. 「ノー・マニャーナ」 X エル・アルファ
7. 「トンタ・ラヴ」 X J. レイ・ソウル
8. 「セレブレイト」
9. 「トド・ブエノ」 X ピソ 21
10. 「ドゥーロ・ハード」 X ベッキーG
11. 「マブティ」 X フレンチ・モンタナ
12. 「アイ・ウォーク・アップ」
13. 「ゲット・ルース・ナウ」
14. 「アクション」
15. 「ニュース・トゥデイ」
16. 「リトモ・リミックス」 X J バルヴィン X ジェイデン*
17. 「リトモ(スティーヴ・アオキ・リミックス)」 X J バルヴィン*
*日本盤ボーナストラック

●ブラック・アイド・ピーズ『トランスレーション』配信アルバム再生・購入、日本盤CD予約リンク

Black Eyed Peas - Translation
Listen to Translation by Black Eyed Peas.

ライブ情報

「SUPERSONIC 2020」

出演日:2020年9月21日(月)

場所:千葉県 ZOZOマリンスタジアム&幕張海浜公園

詳細:https://supersonic2020.com/

プレゼント・キャンペーン実施!

最新アルバム「トランスレーション」の発売を記念し、ブラック・アイド・ピーズのオリジナルマフラータオルを抽選で2名様にプレゼント!

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キャンペーン詳細や注意事項はコチラ をご確認ください。

関連サイト

●ブラック・アイド・ピーズ ソニーミュージックによる日本公式サイト:

ブラック・アイド・ピーズ | ソニーミュージックオフィシャルサイト
ソニーミュージックによるブラック・アイド・ピーズ公式サイト。ブラック・アイド・ピーズの最新ニュースやリリース情報、ビデオ、ライブ・イベント出演情報、メディア情報などを掲載。

●ブラック・アイド・ピーズ 海外オフィシャル・サイト:

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