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亡くなったチャドウィック・ボーズマンはなぜガンをひた隠しにした? 友人が理由を明かす

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チャドウィック・ボーズマン

先日大腸がんで亡くなった、『ブラックパンサー』俳優のチャドウィック・ボーズマン。43歳という若さでこの世を去ったチャドウィックは生前、ガンであることを、家族やごく限られた友人にのみ明かしていたというが、その理由を関係者が語った。

チャドウィック・ボーズマンは2016年にステージ3の大腸がんと診断された。しかしその事実は周囲に明かさず、数えきれないほどの手術や化学療法の間に映画の撮影やプレミアイベントなどをこなした。4年間の闘病の末、残念ながら彼は2020年8月28日に死去した。『ブラックパンサー』の監督を務めたライアン・クーグラーも、彼の病を全く知らなかったと発言している。

今回、チャドウィックのパーソナルトレーナーであったアディソン・ヘンダーソンと長年のエージェントを務めたマイケル・グリーンがTHRのインタビューに登場。そこで、チャドウィックがガンであることを公表しなかった理由の一部は、母キャロラインさんにもあると話した。

マイケルは「キャロラインはいつもチャドウィックに対して、人に干渉されないようにしなさいと言っていた。チャドウィック自身もこの業界では噂話が大げさになることを知っていたから、プライベートはかなり大切にしていました」と語った。

また、映画『Ma Rainey’s Black Bottom(原題)』の撮影時期にチャドウィックは「酷い痛みを感じていた」と明かしたマイケル。それでも周りにはガンのことを知られないようにしていたという。さぞかし孤独な戦いであっただろう。

アディソンは「彼は自分の芸術人生をフルに生きていた。自分の時間と瞬間を、人々に影響を与えるために使った。そしてチャドには知恵、知識が本当にたくさんあって、病気なんかに彼の芸術を止めさせないという情熱があった。僕たちはただ『君のやりたいことをやり続けよう!』と言っていた」と、チャドウィックは最後まで病気に負けるつもりがなかったと話した。

別の報道では、チャドウィックはガンが完治する事を深く信じていたといい、9月から始まる予定であった『ブラックパンサー』続編の撮影のために準備すらしていたという。

キャストやスタッフなど、誰にも痛みを共有することなく最後まで闘ったチャドウィック。マーベル・スタジオは「あなたは永遠に私たちのキングです」と追悼動画を投稿している。

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