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アカデミー賞授賞式、ホスト抜き開催で前年より視聴率上昇

第91回アカデミー賞 NEWS
第91回アカデミー賞

現地時間2月24日に開催された、第91回アカデミー賞授賞式の視聴率が、前年に比べて上昇したことが明らかになった。

今年のオスカー授賞式は、米放送局ABCが生中継を担当した。視聴者数は2960万人となり、コア世代となる18~49歳までの世代においては、7.7パーセントの視聴率を獲得。昨年の2650万人 / 6.8パーセントと比べ、上昇する結果になったと、DigitalSpyが伝えている。

近年、アカデミー賞授賞式の視聴率は、徐々に低下傾向にあり、昨年は史上最低を記録。増加はしたものの、今年の授賞式は前年に次いで史上2番目の低視聴率だ。

例年、名の知れたコメディアンや司会者、俳優らが抜擢される“ホスト”は、授賞式の視聴者人気を占うカギとなるが、今年はコメディアンのケヴィン・ハートが司会者に決まっていたものの、過去に行っていた差別的なツイートが問題視され自ら降板したことで、1989年の第61回以来となるホスト抜きでの開催に。アカデミー側は後任を決めず、大勢のセレブが持ち回りで進行を兼ねて賞のプレゼンターを務める形式での開催となった。

事前にはどうなることかと危ぶむ声もあったが、ふたを開けてみればプレゼンターの人数が増えたことで出演するセレブの数も増え、例年以上に豪華な顔ぶれがそろうことで、関心を買う結果に。

同メディアが「来年もホスト抜き?」と揶揄し、「新しいフォーマット」とも称している。一方で、作品賞候補「アリー/ スター誕生」より、歌手として人気の高いレディー・ガガと、俳優ブラッドリー・クーパーが、歌曲賞受賞曲「シャロウ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」をデュエットするという希少な場面を見たいがために、チャンネルをあわせた視聴者が少なくなかったであろうことも推測している。

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