ディズニープラス新ドラマ「ビッグショット!」ジョン・ステイモスにインタビュー! 自身の高校時代はバンド・オタクだった!? ジェネレーションZ世代と関わる上での大切なメッセージとは?

『ビッグショット!』© 2021 Disney
『ビッグショット!』© 2021 Disney

「フルハウス」のジェシー“おいたん”役などで知られる、人気俳優のジョン・ステイモスが主演を務める新ドラマ「ビッグショット!」がディズニープラスにて4月23日より配信開始。それに先駆けTVグルーヴは、ジョン・ステイモスにインタビュー取材を実施した。

ジョン・ステイモスが演じるのは、感情を爆発させたことでNCAA(全米大学体育協会)を追放された男子バスケットボールのコーチ、マーヴィン・コーン。彼はキャリアと名声を取り戻す足掛かりとして、エリートが集まる私立のウェストブルック女子高校のコーチになる。NCAAに戻るまでの腰掛け仕事と考えていたマーヴィンだったが、コーチとなってすぐティーンエイジャーの心の複雑さを思い知ることになる・・。

『ビッグショット!』© 2021 Disney

『ビッグショット!』© 2021 Disney

今回のインタビューでは、「ビッグショット!」が制作されるまでの意外な経緯、彼が演じるマーヴィンとの共通点、高校時代の思い出、さらにジェネレーションZとの関わり方など、興味深いお話をたっぷり語ってもらった。


 

――この番組は、何年も前、伝統的なTVネットワークの番組として作られる予定でした。配信サービスで配信されることを、それもディズニープラスで配信されることをどう思いますか?

J:それはいい質問だね。この番組は、7年くらい前に企画されたんだ。「Hey!レイモンド」とか、すごくたくさんのテレビ番組に出ているすばらしい役者のブラッド・ギャレットは、この番組のショーランナーのデヴィッド・ケリーとディーン・ローリーと一緒に仕事をしていたんだけど、彼はこの番組を売り込んだんだ。「The Big Ugly」とか何とかいうタイトルだったと思う。彼みたいに大きくて機嫌の悪い男が、高校で教えているというものだったんだけど、結局、制作されることはなかった。

それから数年後、ディズニープラスが始まった時、エグゼクティブの一人が「何か、過去のパイロットか番組で、あなたたちが好きだったものはある?」って聞いたんだ。そして、この番組がその一つだった。興味深かったよ。ディズニープラスが始まったところで、彼らは、どういうものにするかを考えようとしていたと思う。そして僕たちは、どんな番組をやりたいかを考えようとしていた。デヴィッド・ケリーがどんな番組をやりたいかを考えていた。僕は台本読みをやったのを覚えている。デヴィッドは僕の方を見て、「僕は、これを全部書き直すよ」と言ったんだ。「オッケー」って言ったよ。

僕は当時、「The Little Mermaid Live!」をやっていた。そして、翌日にこの番組を始めたんだ。プロデューサーとライターたちから、書き直された1ページ目をもらった。それは見事だった。すばらしかった。エピソード2に戻って来る前に、数ヶ月間あったんだ。その間に、どれほどダークに、どれほど先端的に、どれほど深いものにするかについての議論があったからだと思う。彼らがそうした議論をしてくれて本当によかったと思う。彼らはこのドラマを先端的なものにするんじゃなくて、ハートとエモーションで満ちたものにしてくれたからね。

ディズニーで配信されるのに今よりいい時はない。今、またはいつでも、ディズニープラス以上に良い他の配信サービスや、他のネットワークはないよ。僕はディズニーが大好きなんだ。また、この番組は、彼らになんとぴったりなんだろう。僕たちは、まさにぴったりの時に、ぴったりの場所にいるんだと思う。僕は何年も前に「Grandfathered」という番組をやった。とても良い番組だった。でも、それは間違ったネットワークで放映されたんだ。もしABCで放映されていたら、今も続いているだろうと思う。この番組は、完璧な時に、完璧なスポットにいると思う。僕はディズニープラスが大好きだ。僕たちはディズニープラスが大好きなんだ。

 

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――マーヴィン・コーンは、人から好かれない人物で、彼はある意味、他の人たちと違うということを話していました。彼のことを、あなたのキャリアにおける逸脱と見ていますか?または、彼には、「フルハウス」のジェシーや、「ER」のトニー・ゲイツにつながるところがあると思いますか?ステイモス・タッチがあると?

J:(笑)そうだと思う。あなたはどうなの?でも、この番組に対する多くの人々の反応や、アメリカで出てきている多くの批評は、「違う」というものだよ。これまでとは違うことをやっていると。多くの人々は、僕がやってきたたくさんの舞台を見ていないし、小さな作品でやったもっとシリアスな演技を見ていないと思う。だから、人々は「ワオ、あれは違う」って思うんだ。僕にとっては、、、(笑)、、、妻のケイトに「みんなが、これは違う人だって言うけど、僕にある意味近いよね?」って言うと、彼女は、「そう、そう。あなたはああいうふうに怒鳴るわ。あなたは物事に対して情熱的よ」って言うよ。

僕はまた父を活用した。父は、とても大きな声で話す。彼はギリシャの男なんだ。僕がこのキャラクターを演じるにつれて、僕は父に、そして父がどういう人かということにどんどん近づいた。でも、僕は、人から好かれない人でいないといけなかったんだ。そして、彼は怒りっぽい。彼はずっとそうなんだ。みんなは、僕がそういうのを演じているのは見たことがないと思う。でも間違いなく、そうしないといけない時には、たまにそういうところを見せるよ。

――いいですね。2つ質問があります。あなたが若かった頃、高校とはどんな関係がありましたか?特にスポーツのコーチと。また、この役のインスピレーションに使えるような思い出はありましたか?

J:それはいい質問だね。僕は中学校と高校でバンド・オタクだったんだ。みんなが、子供の頃オタクだったって言うことを知っている。僕はほんとにそうだった。僕が高校に行くまでに、僕は、さなぎから蝶へと変身する真ん中か最後あたりだったんだ(笑)。僕は、スポーツをやってる連中にからかわれた。僕はパンクだったんだ。そしてマニアでオタクだった。バンド・オタクだった。マーチングバンドで演奏していたんだ。僕はスポーツをやってる連中がこわかった。いつも誰かが僕を殴りたがった。すごく嫌だったよ。

でも、僕は当時、自分自身に正直だった。ジョン・F・ケネディ高校に行ったんだ。4年ごとに、彼らはアイルランドに行って、セントパトリック・デイにマーチング・バンドはコンペティションで競争した。そこへ行くためにお金集めをしないといけなかった。決まった金額を集めないといけなかった。みんなが資金集めをしたんだ。キャンディ・バーを売ることができたと思う。僕はたくさんのキャンディ・バーを売った。でも、バンドの良い演奏者たちは、十分お金を集めなかった。それで、この寄せ集めの、序列が2番目や3番目のミュージシャンたちが少し上に上がれたんだ。僕たちはすごく一生懸命練習した。とても勤勉だったよ。僕たちは朝の5時に起きて練習したんだ。近所の人たちは気に入らなかったけどね。そして、放課後も残って(練習した)。そして、僕たちはアイルランドに行って、すべてのコンペティションでナンバーワンを取ったんだ。スポーツと同じように、もちろんベストを尽くさないといけない。それが、コーンに関してすばらしいことだよ。

 

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彼はただ、みんなにベストになってもらいたいんだ。そして彼は勝ちたい。もし彼が勝たなければ、少なくとも「きみたちは全力を尽くしたんだ」と言いたい。最初のエピソードのスピーチで、彼は「ベストを尽くせ。ベストを尽くせ。僕が頼みたいのはそれだけだ。最終的に、自分を鏡で見て、勝つために出来ることはすべてやった、と言えること。もし勝てなければそれで構わない。次回、僕たちは勝つんだ。でも少なくとも、出来ることはすべてやったんだ」と言う。それは重要なレッスンだ。僕は毎日それを覚えておこうとしている。もしその例えを使って、何かがうまくいかなければ、少なくともそれをできることがわかる。全力を尽くしてできることがね。そういうことを出来る能力があるということだ。それは、僕たちみんなが使えることだと思う。

2つ目の質問に答えたかな?僕が願っていることはこういうことだよ。僕は高校生に戻って、「大丈夫だよ」と、彼の耳にささやきたい。「あなたは大丈夫だ。女の子をゲットできる。仕事につくことができる。家の裏庭にディズニーランドのサインを置ける。あなたは大丈夫になるよ」とね。なぜなら、とても困難なことに違いないからだよ。そして今、ソーシャルメディアがある。僕はやっていけなかったと思う。今の子供たちがどうやってそれを出来るのかわからない。残念なことに、それを避けることは出来ない。でもひどいよ。彼らについて何か悪いことが書かれているのを読まないといけないなんて、子供たちにとって、彼らの発育にとってとてもひどいことだ。

僕の家で、サンクスギビングに、当時高校生だった姪が来たのを覚えている。僕たちはテーブルにすわってディナーを食べていた。そしたら彼女は泣き出したんだ。「一体どうしたの?」って僕が聞いたら、「誰かがこんなことを言ったの」って言うんだ。「まず、その電話をここに出して!」って言ったよ。自分の家にいて、何かネガティブなくだらないことが家や電話に入ってくるんだ。それはあんまりだよ。僕がそういうことに対応出来たと思わない。(今は)違う世界だよね。

 

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――ジョン・ステイモスさん演じるマーヴィンは女子高校のコーチで、世代の違う女子高生役のたちとの撮影をされましたよね。「ビッグショット!」は、ジェネレーションZをもう少しよく理解するための、前の世代のためのガイドになりうると思いますか?(笑)

J:(笑)僕たちはそういうことをしようと思って始めたわけじゃないと思う。知らなかったよ。僕は、そういうことの例になろうとしたわけじゃない。でも、これが収まるべきところに収まるにつれて、、、、境界線は動き続けていると思う。そうだよね?今は人々に発言権がある。プラットフォームがある。もし、僕たちが(意見を)聞かなければ、それは僕たちの責任だ。なぜなら、人々は怒っていて、彼らには怒る権利があるからだよ。「言ってることを聞いてもらえないと感じるってどういう意味なの?」「あなたたちが大事じゃないってどういう意味?もちろん、あなたたちは大事だよ」と言うのは僕たち次第じゃない。ノー、僕たちじゃないんだ。僕たちは聞かないといけない。

そして、もし彼らが自分たちは大事じゃないと感じるとすれば、彼らは大事じゃないということであって、そのことについて僕たちは何かしないといけないんだ。僕たちみんながそれに同意していると思う。もしそれが理にかなっていればね。その境界線は動いているんだ。テレビで10年前にできたこと、5年前に出来たことのいくつかは、今はできない。もし今起きていることを増幅させる機会があるのに、もしそれをしなければ、それは悪いことだと思う。そうだよね。言ってることは理にかなってるかな?

『ビッグショット!』© 2021 Disney

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――ありがとうございます!

J:そういうことを、コーンに見るのは簡単だ。彼は、変化にすごく抵抗する。彼の理想は時代遅れだ。それらは古いんだ。彼にとって、そういうことを受け入れるべき時なんだ。なぜなら、現実的に、女の子たちはたくさんのことを提供できるからだよ。彼女たちは、男の子たちに勝るとも劣らない。そして、彼はそういうことに目覚めないといけないんだ。僕はそれをかなり昔に学んだよ。僕を信じて。

――「ビッグショット!」はマーヴィンの他人への共感や傷つきやすさへの理解が育まれ、人間として、そして父親としても成長していく物語ですね。ご自身も2018年に息子さんが誕生し、同じ父親としてマーヴィンに共感する部分、似たところはありましたか?

J:最初はそう思わなかった。まったく彼のことを理解できなかった。脚本を読んで、「大体、なぜ彼らは僕にこの男を演じさせたいんだ?」って思ったのを覚えてるよ。なぜなら、誰も彼のことを好きじゃないからだ。人に好かれないやつなんだ。フレンドリーじゃない。誰もあなたのことを好きじゃない。誰も気にかけていない。2つ目のエピソードで、彼女は「この学校の誰もあなたのことが好きじゃないわ。あなたは有名じゃない。あなたは悪名高いの。リラックスして」って言うんだ。

それで、僕は「これは考えないといけない」と思った。そして実際考えたんだ。でも、長い目で見れば、、、僕は、デヴィッド・ケリーに会った時、彼がそのことについて話していたのを覚えている。彼は、「部屋に入って来ると、あなたはスターだ。この男はそういう人なんだ。またあなたは、ほとんどの役者よりも、この役をやっていてもっと辛辣なことを言っても逃げることができる。なぜなら、好感が持てる、家族ものの役をこれまでやってきているからだ」と言っていた。それで僕は「オッケー」って言ったんだ。

でもこれは、すごく長い間で、僕がそういうことすべてを信頼した初めてのことの一つだよ。脚本を信頼した。ギャグや、おかしい声を出したりとかそういうことをたくさんやらなくても、僕は十分に興味深い、ということを信頼した。僕は、ただそこに座っていればいいということをね。そして監督のビル・デリアに、「もし僕が、昔のトリックに入り込むのを見たら、止めてくれ。カットって怒鳴って」と言ったんだ。チャレンジは、キャラクターでい続けることだった。あまり動き回ったりしないでね。もしセリフを言うのに時間がかかったり、もし考えていて時間がかかったら、ただそうすればいいんだ。それで、僕はうまくやることができたと思う。じっとしているのは難しい。もし見たらわかるけど、僕は今もじっとしていない。ただじっとしているだけでも自分は十分に興味深い、ということを信頼するのは難しいよ。

(インタビュー終わり)

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配信情報

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『ビッグショット!』

4月23日(金)ディズニープラスにて配信スタート

ディズニープラス公式サイト:https://disneyplus.disney.co.jp/
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