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2020東京オリンピック、アメリカ国内で記録的な低視聴率に リオ大会に比べ51%減少

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アメリカで東京オリンピックの放送権を所持するNBCユニバーサル社は、大会の開催期間中、記録的な低視聴率となったことからスポンサー企業に余分な放送時間を提供することで損失の補填するという。

東京オリンピックは先月23日(金)に開幕。17日間の大会期間中は視聴率の低迷が続き、2016年に開催されたリオ大会に続き今回の東京大会を視聴した者はほんのわずかだったとされている。

先週日曜のNBCのプライムタイム視聴率は、リオ大会に比べ51%減少していることが発表されており、最も視聴率が高いとされる大会最初の週の夜でも60%近くの減少になったと報じられた。

NBCスポーツの会長ピート・ベバッカは、今回の東京大会が従来と「異なる」ものだとしてうえで、99%の広告が日曜の夜までに放送を終了する予定だったと明かした。

さらに、「東京大会は従来と異なるものだった。我々はその事実から逃げるつもりはない」と語り、「異なるものではあったが、それでも素晴らしい。それでも最高の17日間だったことには違いない」と続けた。

一方、アラバマ大学でスポーツ・コミュニケーション・プログラムの監督をつとめるアンディ・ビリングスは数字で表現するのは難しいと語る。

「NBCにとってはおそらく最悪のシナリオと言えるだろう。数か月までには予想すらできなかったはずだ」と語ったアンディ・ビリングスは、「数字だけで見ると、喜ばしいとはとても思えない」とつづけた。

視聴率が低迷した理由はさまざまだ。その1つにコロナ禍で国民の関心が薄れてしまったことにある。

モンマス大学が7月下旬におこなった調査によると、過去の大会より今回の大会のほうが興味があると答えた調査参加者はわずか3%だったという。

さらに41%の参加者が大会にまったく興味がないと答え、36%がコロナ禍での開催に批判的だった。

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