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映画「ボヘミアン・ラプソディ」の編集はヒドすぎる!? 不自然なシーンを検証する動画が話題に[動画あり]

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」

世界中で記録的なヒットを記録している映画「ボヘミアン・ラプソディ」の編集がとてもひどく、アカデミー賞で編集賞をとるに値するようなレベルのものではないことを指摘する動画が公開され、話題となっている。ew.comが伝えている。

先月開催された映画の祭典「第91回アカデミー賞」で、見事「主演男優賞」「録音賞」「編集賞」「音響編集賞」の4冠を達成した映画「ボヘミアン・ラプソディ」。世界中の劇場でロングランヒットを続け、たくさんの人々に感動を与えている。

しかし、フォロワー数76000人を持つYouTubeアカウント「Thomas Flight」は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の編集がいかに雑であるか解説する動画を公開した。

動画では同映画の編集において、まず一つ目に「モチベーションの欠如」、二つ目に「継続性を欠いている」、三つ目に「ペースが悪い」であることをあげている。

例えば、クイーンのメンバーたちが新しいレコード会社の人とカフェで話すシーンでは、104秒間の間に60カット、1カットあたりわずか1.8秒というなんとも高速な切り替えとなっている。アクション映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」でさえも、ある戦闘シーンでは146秒間の間に49カット、1カットあたり2.8秒であり、「ボヘミアン・ラプソディ」の切り替えがいかに早いかわかる。

動画解説者は、アクションシーンであれば、そういうハイペースのカットの切り替えは効果的な場合があるが、会話のシーンでは、まったく不要で不自然であると説明している。

さらにこのシーンでは、レコード会社の人物の目線と、ロジャージョンブライアンの目線がおかしいことや、コーヒーを持ってきた人物が映っていなければいけないカットにいなかったりと、編集の順序がおかしいことも指摘。解説者が独自にカットを入れ替えて、よりすっきりと見やすい編集にして見せるデモンストレーションも披露している。

この動画解説者によれば、同映画には他にもまずい編集がたくさんあるという。そもそも撮影された映像に不備があったりすれば、編集でそれをカバーすることには限界があるため、まずい編集は編集者だけの責任にはならないというが、それにしても、この「ボヘミアン・ラプソディ」の編集には首をかしげたくなるような箇所がいくつもあり、とてもアカデミー賞を受賞できるようなクオリティーではないと述べている。

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