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映画・ドラマの海賊版ストリーミングサイト「Popcorn Time」が閉鎖へ! ハリウッドからの猛抗議が原因と思いきや、実は意外な理由があった

Popcorn Time NEWS
Popcorn Time

著作権が保護された映画やテレビドラマを違法に配信していたストリーミングサイトが、閉鎖することを発表した。

違法に配信をおこなっていたのは「Popcorn Time」というストリーミングサイトで、閉鎖の理由を「関心の低下」としている。

その使いやすさから「海賊版ネットフリックス」と呼ばれていた「Popcorn Time」は、「BitTorrent」というファイル転送ソフトを使用し、多くの動画を違法に提供していた。

2014年にスタートして以降、無料で簡単に海賊版映画やテレビドラマを視聴できることから、急速に人気を集めた「Popcorn Time」。しかし業界団体「モーション・ピクチャー・アソシエーション」からその違法性を訴えられつづけていた。

今回のサービス終了にともない、「Popcorn Time」のウェブサイトには、終了の理由がハリウッドからの訴えではなく、ユーザーの関心が低下したためであるとするメッセージが掲示されている。

また、ページ上には大きな「RIP(安らかに眠れ)」という文字とともに、サービスのロゴである笑顔のポップコーンが、苦しんでいるかのように目をバツにしたものも掲載されていた。

このページには、「Popcorn Time」が検索された回数をグラフ化したものも載せられている。2016年以降、この検索回数がガクンと減少していることから、ユーザーの関心が急速に低下していることが読み取れる。

かつてはアプリで簡単に動画を視聴できることから人気をはくした「Popcorn Time」。しかし、現在はさまざまなストリーミングサービスが乱立し、それぞれがシンプルかつ使いやすいものになってきており、ユーザーがわざわざ海賊版を視聴するというリスクを犯してまで「Popcorn Time」を利用することがなくなったようだ。

一方、「Popcorn Time」はオープンソースであることから、これまでにもサービスを停止するたびに誰かが引き継いで再開させてきたという歴史がある。このことから、これが「完全終了」を表すわけではないという推測もあるようだ。

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