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ブラッド・ピット製作総指揮の人気カルトドラマで、尾崎英二郎が怪演

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Netflix オリジナルドラマ『The OA』は、謎の少女失踪の事件をきっかけに臨死体験や次元を超える深遠な世界を斬新に描くSF心理ミステリー。本作のシーズン2、第4章「SYZYGY」に尾崎英二郎がゲスト出演している。

Netflix オリジナルドラマとして「ストレンジャー・シングス」と度々並べて語られ、カルト的な人気を誇ったシーズン1から2年を越える月日をかけて準備された『The OA』パート2は3月22日に全世界で配信開始となり、批評家から高い支持を得ている。シーズン2では、事件の舞台のスケールが増し、プレイリーは次元を越えた別世界への扉を開けることになる。

尾崎は、この主人公の女性の運命を示唆するキーとなる役柄に抜擢され、シーズン2(全8話構成)の本作の中で、シーズン中盤のクライマックスに登場している。

”オールド・ナイト(Old Night)”と名付けられたこの役は、人間ではなく、正体不明の巨大生物。最新のVFXを駆使して生まれたこのモンスターに息を吹き込んだ。

キャスティングを担当したのはシーズン1に続いて、在NYのアヴィ・カウフマン。カウフマンは、『ライフ・オブ・パイ』『プロメテウス』『リンカーン』『カポーティ』 『ブロークバック・マウンテン』など、テレビドラマよりも映画で顕著な経歴を築いている敏腕で、尾崎はオーディションビデオの演技と声の質を買われて白羽の矢が立った。

オールド・ナイト役のセリフは全て英語で、アメリカ人俳優がキャストされてもおかしくない役どころ。求められた「声」の演技は、録音ブースでの事前録音ではなく、シーン撮影の本番でプレイリーを演じるブリット・マーリングとイヤホンとマイクを通じてテイクを重ね、リアルタイムに共演して臨場感と迫力ある場面を創り上げた。

物語

ある日失踪した盲目の少女プレイリーが、7年後に突然発見された。

無事に保護された彼女には不思議な変化が…。自宅に帰ることができたプレイリーの両目はなぜか視力が完全に回復していたのだ。体には謎の傷跡。育ての親や隣人たちに奇異な目で見られた。

プレイリーは、やがて素行の悪い高校生や孤独な教師など数人の仲間を惹きつける存在となっていく。

精神的な問題を抱えていたプレイリーは、徐々に彼らに心を開き、失踪事件の真相の語り始めた。

やがてプレイリーは、絆を育んだ仲間たちを目を疑うような奇跡の瞬間に導いていく。

番組概要

Netflix オリジナルドラマ『The OA』

製作には、「バイス」「それでも夜は明ける」「ワールド・ウォーZ」のPlan B Entertainment、そして「レヴェナント:蘇りし者」「スポットライト 世紀のスクープ」「トゥルー・ディテクティヴ」のAnonymous Content。

製作総指揮にブラッド・ピット。トップ・クリエイターは、主演のブリット・マーリングと監督のザル・バトマングリッジ。この2人が共同でシリーズ脚本も手がけている。

出演:
ブリット・マーリング(「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け」「バビロン」)
キングズリー・ベン=アディル(ワールド・ウォーZ)
スコット・ウィルソン(「ウォーキング・デッド」「ラストサムライ」)
エモリー・コーエン(「ブルックリン」)
ゼンデイヤ(「スパイダーマン:ホームカミング」)
リズ・アーメッド(「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」)
ブリア・ヴィネイト(「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」)

尾崎英二郎 コメント

『The OA』は、誘拐監禁事件、臨死体験、異次元、といった題材を含んだ展開で、謎が謎を呼ぶ、心理的なスリラーでもあり人間ドラマでもあり、意表を突くようなファンタジーの要素さえある、これまで見たことのないようなジャンルを超えたドラマです。

「羊たちの沈黙」「セヴン」「トゥルー・ディテクティヴ」のような謎と静かな恐怖に満ちた追跡劇や創作がお好きな方なら、とてもハマるシリーズだと思います。僕自身、ブリットとザル2人による、観る者が思いもつかない発想を巧みに現実的なトーンで包み込んだような、洗練されたエンターテインメントにすっかり魅了されました。

今シーズン、演じさせていただいた異色の役 ”オールド・ナイト” は、視聴者も驚きで息を呑む”化け物”と言っていいキャラクターで、主人公プレイリー/ニーナを導く知性を有している生物です。

もちろんこんな役柄を演じること自体初めての経験ですし、主演女優と共にお互いの耳を澄ませて何十テイクも演じた経験は忘れ難いものになりました。ライヴで演じた臨場感と、呼吸が合ってボルテージが上がっていく様子を是非海外ドラマや映画ファンの皆さんに観ていただきたいです。

配信後、米国ではこの役のシーンについて触れてくれた批評記事が多く、その反響にも驚いています。人気カルトドラマに貢献できて、また一つ、面白い扉を開くことができたことを非常に嬉しく感じています。

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