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TikTok、ユーザーに優しいSNSを目指すためガイドラインを改訂! LGBTQや女性をヘイトから守る

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動画共有アプリ「TikTok」が、LGBTQや女性をヘイトから守るため、新たなガイドラインを設けることを発表した。

2月8日(火)に発表された今回のガイドライン改訂は、TikTokとUltraViolet(アメリカの女性擁護団体)、GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が数ヶ月間にわたり協力して取り組んだものだ。

TikTokによると、今回の改訂により、自認している性とは異なる性別をあらわす呼称を使用すること、性転換した人物の出生時の名前を本人の許可なく使用すること、女性嫌悪ととれる表現をすること、そして「転向療法(心理的または精神的介入によって、その人の性的指向を変更しようとすること)」を推奨する内容が禁止されることになるという。

今回の改訂の経緯についてTikTokの担当者は、「このような思想は以前からTikTok上で禁止されていたが、クリエイターや市民団体から、ガイドライン内で明示することが重要との声が高まった」とし、「これに加え、先日発表したプロナウン(代名詞)を追加できる機能により、このプラットフォームで敬意ある包括的な対話が促進されることを望んでいる」と付け加えた。

また、今回の発表では、TikTok側が今後、異常な摂食行動(過食や拒食など)を促進する内容を削除していくこと、自殺のデマが拡散されることのないよう、より一層の努力を重ねること、TikTokを通した犯罪行為を禁止していくことを明らかにしている。

現在、TikTokの利用者数は約7億6000万人。若者を中心に爆発的な人気を誇ることから、企業のマーケティングには欠かせないツールとなっているものの、危険な行為に挑戦する「〇〇チャレンジ」といった動画によって命を落とすユーザーもおり、問題となっている。

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