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アカデミー会長、昨年のウィル・スミス“平手打ち”事件について新たに取り上げる「私たちの組織の対応は不十分だった」今年のアカデミー賞を1ヶ月後に控え、会長が思うこととは

ウィル・スミス、クリス・ロック NEWS
ウィル・スミス、クリス・ロック

映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」。現地時間3月12日の開催を前に、映画芸術科学アカデミー会長のジャネット・ヤンが、昨年のウィル・スミスの“平手打ち”事件について振り返った。

昨年の「第94回アカデミー賞授賞式」では、前代未聞の“事件”が起きた。コメディアンで俳優のクリス・ロックがプレゼンターとして登壇した際、ウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルに関するジョークを飛ばし、これにウィルが激怒。ウィルはステージに上がり、クリスに平手打ちをお見舞いし、さらに生放送であるにもかかわらず放送禁止用語を言い放ち、大きな問題となった。しかし、映画芸術科学アカデミーはこの平手打ちに対して、ほとんど何もしなかった。

そして現地時間2月13日月曜日に、アカデミー賞候補者昼食会が行われた。トム・クルーズ、アンジェラ・バセット、ケイト・ブランシェット、スティーブン・スピルバーグなどが集まったこの会で、アカデミー会長のジャネット・ヤンが、クリスやウィルの名前を出すことはなかったが、「みなさんは、私たちがアカデミー賞で前例のない出来事を経験したことを覚えていると思います」と話し始めた。「ステージ上で起きたことはまったく容認できるものではなく、私たちの組織の対応は不十分でした」と続けた。

そして「この件よって、アカデミーは私たちの行動において完全な透明性と説明責任を持たなければならないことを学びました」と付け加えている。

一方ウィルは、あの騒動以来初めて番組のインタビューに応じた際、「想像できるように、あれは恐ろしい夜だった」「あの日の終わりに、僕は“失った”いう感じだった」「私の行動を正当化するつもりはまったくない」とコメントしていた。

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