NEWS

『パイレーツ・オブ・カリビアン』は3作目で終わらせておくべきだった!? ジャック・スパロウが追い求めすぎてしまったものとは・・?

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』 Photo: Film Frame/Walt Disney/Kobal/Shutterstock NEWS
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』 Photo: Film Frame/Walt Disney/Kobal/Shutterstock

パイレーツ・オブ・カリビアン』におけるジャック・スパロウの物語は、3作目の『ワールド・エンド』で完結させておくべきだったのではないかと言われている。screenrant.comが伝えている。

2003年から2017年にかけて計5作が公開された人気海賊映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ。俳優ジョニー・デップ演じるキャプテン・ジャック・スパロウの冒険を描くストーリーで、世界中で大ヒットを記録した。

1作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』から3作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』までを通して描かれていたのはジャック・スパロウが「不老不死」を求める姿だった。

【動画】パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち | 予告編 | Disney+ (ディズニープラス)

【動画】パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド | 予告編 | Disney+ (ディズニープラス)

Hulu | Disney+ セットプラン[PR]

しかし、『ワールド・エンド』のラストにて、スパロウは「不老不死」がメリットよりもデメリットの方が大きいことに気づく。自分の理想とする存在になるためには、自由や愛、ときにはその両方を差し出さなければならないということを学んだ。

さらに、共に数々の困難を乗り越えてきたウィルを救うため、自分の野心を犠牲にするという、スパロウの道徳的成長も見られた。

スパロウが「不老不死」になることを追い求める物語は、ここで一旦の結末を迎えたはずだった。

『ワールド・エンド』のラストで、スパロウが「生命の泉」への地図を取り出したことは、次回作への伏線となった。しかし同時に、完結したはずの「不老不死」というテーマをムダに続けることになってしまったのだ。

4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』にて、スパロウは永遠の命をもたらすという「生命の泉」を探すこととなる。新たな困難に立ち向かうというストーリー自体にはおもしろみがあったものの、結果的に「力には代償がともなう」というこれまでと同じ教訓を示すだけの結果となってしまった。

最終的に、前3作品にくらべてシリーズ4作目と5作目は成績が振るわなかった。「同じようなストーリーの繰り返し」という部分が満足度につながらなかったのでないかと考えられている。

 

tvgrooveをフォロー!