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ブレンダン・フレイザーのオスカー獲得を“ガンダルフ”イアン・マッケランが予知していた!? 大ヒットした『ハムナプトラ』から四半世紀・・『ザ・ホエール』のプロモーションでなんと15年ぶりに来日

ブレンダン・フレイザー (c)tvgroove EVENTS
ブレンダン・フレイザー (c)tvgroove

映画『ハムナプトラ』シリーズ(1999、2001、2008)のリック・オコーネル役で一世を風靡した俳優ブレンダン・フレイザー(54)が、ダーレン・アロノフスキー監督とタッグを組んだ最新作『ザ・ホエール』のプロモーションのため来日。4月6日(木)、都内某所にて記者会見に登壇した。

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『ザ・ホエール』は、ボーイフレンドの他界後、過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー(演:ブレンダン・フレイザー)が、命の灯が消えつつあることを自覚しながらも、ずっと疎遠であった娘エリーとの絆を取り戻そうとするヒューマン・ドラマ。余命わずかな272キロの孤独な男チャーリーという難役を卓越した演技力で体現してみせたブレンダンは、本年度の「アカデミー賞」で主演男優賞を初受賞した。

【動画】『ザ・ホエール』予告編

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008)のプロモーション以来の来日となったブレンダンは、メディア陣に笑顔を見せ、手をふりながら会見の場に登場。「みなさん、こんにちは!15年ぶりにこういう形で日本に戻ってこられて本当にうれしいです」と15年ぶりに来日できたよろこびを語ると、「昨日少し時間があったから、街を見たり、しゃぶしゃぶを食べたんだ」と、さっそく日本を満喫していることを明らかにした。

通訳に耳を傾けるブレンダン (c)tvgroove

通訳に耳を傾けるブレンダン (c)tvgroove

『ハムナプトラ3』や『センター・オブ・ジ・アース』(2008)以降、心身のバランスを崩し、ハリウッドの第一線からは遠ざかっていたブレンダンだが、『ザ・ホエール』の演技が高く評価され、見事ハリウッドに返り咲いた。この日の会見では、司会者や多数の記者らがブレンダンの“オスカー獲得”を祝福。すると、ブレンダンは「実は自分が受賞したということに、いまだに驚いているんです。(中略)主演男優賞の候補者はみんな才能あふれる、すばらしい演技をした人ばかりだから、自分が受賞はしたけれどオスカー像を分け合った気分でいるよ」と、謙遜(けんそん)しながらも受賞の喜びを語った。

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ブレンダンがオスカーを獲得したのは、日本時間3月13日に開催された世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞」でのこと。候補者には、オースティン・バトラー(『エルヴィス』 )や、コリン・ファレル(『イニシェリン島の精霊』)、ポール・メスカル(『aftersun/アフターサン』)、ビル・ナイ(『生きる LIVING』)といった有名俳優が軒を連ねていたが、そんな彼らを押しのけ、見事「主演男優賞」を受賞。しかしながら、アカデミー賞の何週間も前から、あの大御所俳優はブレンダンがオスカーを獲得すると予知していたようだ。

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奇跡のカメラ目線! (c)tvgroove

奇跡のカメラ目線! (c)tvgroove

それは、1998年公開の映画『ゴッド・アンド・モンスター』で共演したイアン・マッケラン。日本では『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの“ガンダルフ”を演じた俳優といった方がなじみ深いだろう。実は「アカデミー賞」が開催される3週間前、ブレンダンはイアンと英ロンドンで再会。イアンとの再会は久しぶりとだけあって、色々な話をしたという。その際、主演作『ザ・ホエール』については言及しなかったという両者だが、別れ際、イアンが「もう君はオスカーを獲っているよ」とささやいてきたのだとか。

また、ブレンダンは、娘エリー役を演じたセイディー・シンクの“演技”や、『ハムナプトラ3』で共演し、先述のアカデミー賞で主演女優賞を獲得したミシェル・ヨー(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)の“強さ”についても絶賛。発言の一つ一つにすべての俳優へのリスペクトが感じられた会見は和やかなムードの中、終了した。

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『ザ・ホエール』は、4月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。

公開情報

『ザ・ホエール』(原題:The Whale)
4月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー!

【ストーリー】
ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが心不全の症状が悪化し、命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた…。

監督:ダーレン・アロノフスキー
原案・脚本:サム・D・ハンター
キャスト:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン

提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ

2022年/アメリカ/英語/117分/カラー/5.1ch/スタンダード/字幕翻訳:松浦美奈/PG12

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