ダニエル・ピーザーが、元恋人である故リアム・ペインから受け取った最後のメッセージについて語った。
ダニエル・ピーザーがリアム・ペインを追悼
ダンサー/モデルのダニエル・ピーザー(36)が自身のInstagramを通じて、10月16日に急逝したワン・ダイレクションのリアム・ペインを追悼した。2010年にオーディション番組「Xファクター」に出場したリアムと、バックダンサーとして出会ったダニエル。ふたりは2年以上交際関係を続け、2013年に破局している。
ダニエルはまず現地時間10月19日(土)に、ストーリーで簡潔な追悼メッセージをシェア。「ここ数日間、リアムの訃報を受け止めようとしています」「お悔やみの言葉やサポートする声を届けてくれた皆さん、本当にありがとうございます。あなたが思う以上に支えになっています」とファンやサポーターに感謝を示していた。
続く10月20日(日)、ダニエルは改めてInstagram投稿を行い、リアムとカップルとしてともに過ごした時間や、リアムから送られてきたメッセージについて長文で振り返った。
この投稿をInstagramで見る
リアムと、彼の家族へ語りかけるダニエル
ダニエルは「彼の最も重要な役割であり、象徴的な成功を数多く成し遂げた彼がもっとも誇っていたことは、自身が父親であるという事実でした」と父親であったリアムについて語り、「親を失った子供がいることを思うと、本当に胸が痛み、理不尽です。リアムの息子ベアへ、そして彼のご両親やお姉さんたちへ、私の愛と祈りと力を送ります。この喪失の大きさは言葉にできません。私はできる限りの支援を続けます」とリアムの家族への思いを記した。
続けてダニエルはリアムのイニシャルである「LJP」を使ってリアムへのメッセージを続け、「まだ現実とは思えないよ。私は長年あなたの苦しみを知っていたけど、それでもこの日が来ることはないと願っていたよ。でも今、私たちはあなたのいない人生を現実として受け入れなければならない」と悲しみを表明。
「こういう時、よく人は『私がどれだけ彼を大切に思っていたか、本人が知ってくれたら』と言うけど、あなたが私の気持ちを理解していたのは知っているよ。私たちはお互い、正直に感情を伝えることが得意だったから。たとえ相手にとって耳に痛いことであってもね」と、感情を通じ合わせたリアムに語りかけた。
破局はしたが、特別な絆は残った
「あの頃あなたは私にとって世界で一番好きな人だったけど、あなたにすごくイライラさせられたこともあったし、時に私もあなたをイライラさせていただろうね。14年間かけてお互いを受け入れることを学んだことには価値があったよ、意見が合わないことも多かったけど、必要な時には支え合い、そのすれ違いやささいな振る舞いも10分後には笑い飛ばせた」と、すれ違いから学んだこともあった様子のダニエル。
続けて「私たちの関係は2013年に終わったかもしれないけれど、それは私たちの物語の始まりに過ぎなかったように思う。それ以来、昨年までに私たちが経験したことは、一部の人にとってはユニークだと解釈され、そのほかの人には誤解されるかもしれない。でも私たちはどこにいようとも、永遠に繋がっていると心の奥で感じていたと思う」とふたりの関係を振り返った。
リアムからのメッセージを大切に思うダニエル
「幸せを手にするためにどんな人になりたいのか、あなたは見つけるのに少し時間がかかったかもしれないけど、あなたは大抵の人が自分自身について学ぶ10代や20代を、世界中に多くのものを与えながら過ごしていたからね」と、ワン・ダイレクションとして大活躍したリアムの青春時代に思いをはせ、「誰かに合わせて自分の役割を演じる必要なんてなくて、あなたはいつでもこの世界にとって十分以上の存在だったと知ってほしかったな」とリアムに寄り添ったダニエル。
そして彼女は「境界線を設けることの重要性を教えてくれて、いつも自分の心を守るべきだと教えてくれて、ありがとう。数週間前あなたから、私がソニーとミア(※)との愛を育めたことを幸せに思うとメッセージをもらった事実は、私にとって永遠に大切にするよ」と、直近でも連絡があったことを明かし、リアムへの感謝を述べた。
※ダニエルの夫であるソニー・ジェイと、ダニエルとソニーの娘であるミア。
最後に「あなたの物語が別の結末を迎えなかったことが悲しい、もっと多くのあなたの魔法をもっと世界にシェアできなかったことが悲しいよ」と嘆いたダニエルは、「私の友よ、安らかに」と追悼メッセージを締め括った。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。