映画『プレデター2』や『リーサル・ウェポン』などで知られるアメリカの俳優、ゲイリー・ビジー(81歳)が、2023年に起きた不適切な行為により有罪判決を受けた。2025年9月、ニュージャージー州の裁判所は、ビジー氏に2年間の保護観察処分を言い渡した。
この事件は、2023年8月にニュージャージー州チェリーヒルで開催されたホラー映画イベント「Monster Mania」で発生した。ゲイリーはイベント中、複数の女性に対して不適切な身体的接触を行ったとされ、3人の女性が被害を訴えていた。
Page Sixが入手した裁判資料によれば、事件後にチェリーヒル警察が軽犯罪の容疑でゲイリーを起訴。当初は容疑を否認していたが、最終的に司法取引に応じて有罪を認めたことで、懲役刑は回避され、代わりに保護観察処分が科された。
保護観察期間中、ゲイリーには再犯防止プログラムへの参加が義務付けられており、違反があった場合にはより重い刑罰が科される可能性がある。
イベントの主催者は「参加者の安全を最優先する」との声明を発表し、今後のイベントでは警備体制の強化を図る方針を示している。
ゲイリー・ビジーは、過去にも複数の問題行動で注目を集めてきた。1988年にはヘルメット未着用でバイク事故を起こし、重度の脳損傷を負った。1995年にはコカインの過剰摂取により薬物依存が明らかとなり、治療を受けた。また2023年には、カリフォルニア州マリブで追突事故を起こした後、現場から立ち去ったとして報道された。
今回の判決も俳優としてのキャリアにさらなる影響を与えるものと見られている。
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