バッド・バニー、2026年スーパーボウルのハーフタイムショーに出演決定

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バッド・バニー Tinseltown / Shutterstock.com
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2026年2月に開催される第60回スーパーボウルのハーフタイムショーに、プエルトリコ出身の世界的アーティスト、バッド・バニーが単独で出演することが決まった。NFLとApple Musicが共同で発表したもので、ラテン系アーティストが単独でヘッドライナーを務めるのは史上初となる。

バッド・バニーは、ラテン・トラップやレゲトンを中心に活動する人気アーティストで、Spotifyでは過去数年間にわたり世界最多再生アーティストとして君臨してきた。代表曲「ティティ・メ・プレグント」や「カジャイータ」は、英語圏を含む多くの国でヒットしている。2020年には、シャキーラとジェニファー・ロペスのハーフタイムショーにゲスト出演しており、今回が2度目のスーパーボウル登場となる。

今回の出演にあたっては、他にもマイリー・サイラスやアデルなど複数の候補者が検討されていたという。特にアデルについては、実際に出演交渉が行われていたとの報道もあり、注目を集めていた。アデルはスポーツ界の大物エージェントであるリッチ・ポールと婚約しており、過去にはスーパーボウルを観戦した経験もあることから、出演の可能性が高いと見られていた。

また、ロックバンドのメタリカも有力候補の一つとして話題に上がっていた。バンドがサンフランシスコ出身であることから、開催地との地理的なつながりが後押しとなったようだ。ドラマーのラーズ・ウルリッヒは最近のインタビューで「ぜひ出演したい」と強い意欲を示しており、ファンの間でも期待が高まっていた。

こうした競争の中でバッド・バニーが選ばれた背景には、彼の国際的な影響力と、ジャンルを超えて人々を魅了する音楽性があったようだ。NFLのエンターテインメント部門責任者は「バッド・バニーの音楽は国境を越えて人々をつなげる力がある。彼のエネルギーと創造性は、スーパーボウルの舞台にふさわしい」とコメントしている。

スーパーボウルは試合だけでなく、ハーフタイムショーも世界中で注目される一大イベントである。数億人が視聴するこの舞台で、バッド・バニーがどのようなパフォーマンスを披露するのか、今から期待が高まっている。

第60回スーパーボウルは、カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催される予定である。

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