テイラー・スウィフト、新作『The Life of a Showgirl』が音楽チャートと映画イベントの両方で記録的成功

テイラー・スウィフト MUSIC/ARTISTS
テイラー・スウィフト Photo: Brian Friedman / Shutterstock.com
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テイラー・スウィフトが再び世界の注目を集めている。彼女の12枚目となるスタジオアルバム『The Life of a Showgirl』のリリースに続き、同名アルバムを記念した劇場イベント『The Official Release Party of a Showgirl』が興行成績ランキングで首位を獲得。音楽と映画の両分野で圧倒的な成功を収めている。

 

映画館での“リリースパーティー”が興行収入トップに

10月3日から3日間限定で世界中の映画館で上映された『The Official Release Party of a Showgirl』は、米国で3,300万ドル、海外で1,300万ドルを記録し、総興行収入は4,600万ドルに達した。スタジオを通さず、AMC Theatresと直接提携して配給されたこのイベントは、従来の映画配信モデルに一石を投じる試みとしても注目されている。

 

アルバム『The Life of a Showgirl』が記録的ヒット

また先日リリースされたアルバム『The Life of a Showgirl』は、Spotifyで史上最多の事前保存数(600万件)を記録し、配信初日だけで2.5億回以上の再生を達成。全12曲がSpotify Global Chartの1位〜12位を独占するという前代未聞の快挙を成し遂げた。

Apple Musicでも同様に、米国の「Top Songs」チャートを新作収録曲が完全制覇。アルバムは「Top Albums」チャートで1位を獲得し、クリーン版も7位にランクインするなど、複数バージョンでの同時上位入りを果たしている。

さらに、米Billboardチャートでは発売初日だけで270万枚以上の純アルバム売上(フィジカル+ダウンロード)を記録し、初週1位獲得が確実視されている。アナログレコードの売上も120万枚を突破し、21世紀のアルバムとして最速で100万枚を超えた記録を更新した。

 

アルバムの世界観と話題曲

アルバムは、迷信・名声・自己変革といったテーマを軸に、スウィフト自身の人生とキャリアを重ね合わせた作品となっている。中でも、交際が噂されるNFLスターのトラヴィス・ケルシーとの関係を描いたとされる楽曲「Wood」は、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。

テイラー・スウィフトは今回のプロジェクトで、音楽と映像を融合させた新たな表現スタイルを確立。『The Fate of Ophelia』のミュージックビデオでは、シェイクスピアの悲劇『ハムレット』を現代的に再解釈し、マリリン・モンローや1960年代のガールズグループへのオマージュも込められている。

Taylor Swift – The Fate of Ophelia (Official Music Video)

 

音楽業界だけでなく映画興行の世界でもその影響力を拡大し続けているテイラー・スウィフト。彼女の次なる一手が、どのような形でファンを魅了するのか、世界中が注目している。

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