ニルヴァーナ、VMA「Video Vanguard Award」受賞! カート・コバーンの“映像的ビジョン”を称える「唯一無二だった」

(左から)デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメア MUSIC/ARTISTS
(左から)デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメア
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ニルヴァーナが、2026 MTV Video Music Awards(VMAs)で「Video Vanguard Award(ビデオ・ヴァンガード賞)」を受賞した。

この賞は、ミュージックビデオやポップカルチャーに長年大きな影響を与えてきたアーティストをたたえるVMAの特別賞。現地時間9月27日に行われた授賞式には、デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメアが登壇し、Public EnemyのチャックDからトロフィーを受け取った。今回はパフォーマンスは行わず、ノヴォセリックが代表してスピーチを行った。

 

ニルヴァーナ、VMA「Video Vanguard Award」受賞

ニルヴァーナは1992年9月9日に初めてVMAのステージに登場。それから34年を経て、今回Video Vanguard Awardを受賞した。

MTV側も、ニルヴァーナが音楽やカルチャー、そしてMTVそのものに大きな影響を与えた存在として今回の受賞を発表している。

 

【動画】ニルヴァーナ、VMA「Video Vanguard Award」受賞 カート・コバーンへ敬意

 

「すべてカートのビジョンから生まれた」

スピーチでノヴォセリックは、今回の受賞によって、ニルヴァーナがこれまで制作してきたミュージックビデオの思い出が次々によみがえってきたと振り返った。

無政府主義者のチアリーダーたちが登場する「Smells Like Teen Spirit」、エド・サリヴァン・ショーを思わせる演出の「In Bloom」、さらに『オズの魔法使い』のような幻想的な世界観を描いた映像など、ニルヴァーナは短い活動期間の中でも強烈なビジュアル作品を残してきた。

 

【動画】Nirvana「Smells Like Teen Spirit」Official Music Video

 

そしてノヴォセリックは、それらのアイデアについて、「すべて、史上最高のアーティストのひとりであるカート・コバーンのビジョンから生まれた」と振り返った。

さらにカートについて、「彼は唯一無二だった」と称賛。ニルヴァーナの音楽だけでなく、その映像表現にもカートの強烈な個性が刻まれていたことを改めて強調した。

 

「人々はいまも“本物”を求めている」

ノヴォセリックはさらに、ニルヴァーナの音楽や美学がここまで長く、多くの人々にとって大きな意味を持ち続けるとは想像していなかったと語った。

そのうえで、バンドの音楽が現在も響き続ける理由について、人々はいまも「本物」や「妥協のないもの」を求めているからではないかと説明。

そして代表曲「Come As You Are」のタイトルにも重ねるように、「ありのままの自分でいていいと思わせてくれるもの」を人々は求め続けていると語った。

ニルヴァーナの音楽は、バンド自身の手を離れたあとも“ひとつの生命”を持つように広がり続けてきたという。

 

「カートもこのレガシーを喜んでくれるはず」

スピーチの最後にノヴォセリックは、カートも現在まで続くニルヴァーナのレガシーをきっと喜んでくれるだろうと語った。

1994年にカートを失ってから30年以上。デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメアが並んで受け取った今回のVideo Vanguard Awardは、ニルヴァーナが音楽だけでなく、映像やカルチャーにも残した影響を改めてたたえる場となった。

今回、演奏こそ行われなかったものの、カート・コバーンのビジョンと、今も世界中で聴き継がれるニルヴァーナの音楽にスポットが当たる、印象的な受賞シーンとなった。

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