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『ターミネーター:ニュー・フェイト』の記者会見に“シュワ&リンダ”レジェンドが共演者を引き連れて登壇!過激アクションならではの仰天エピソード&アーノルドとリンダが強い絆を語る[会見レポート]

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伝説のキャスト、アーノルド・シュワルツェネッガーリンダ・ハミルトンが再び共演、そしてプロデューサーとしてシリーズの創造主ジェームズ・キャメロンが復帰することで話題の『ターミネーター:ニュー・フェイト』。『ターミネーター2』の正統な続編として描かれ、米国では早くも公開し人気を集めている本作が、いよいよ11月8日(金曜日)に日本で公開される。公開に先駆け、シリーズのレジェンドタッグであるアーノルド・シュワルツェネッガー&リンダ・ハミルトン、さらに豪華出演者が来日。都内で記者会見が行われた。

豪華キャスト勢揃い!「素晴らしいキャストと一緒に来日できて嬉しく思う」(アーノルド)

記者会見に登壇したのは、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン、そして未来から送り込まれてきた強化型スーパーソルジャー、グレース役のマッケンジー・デイヴィス、本作で新たな敵として登場する”最強”最新型ターミネーター<REV-9>を演じた肉体派ハリウッド俳優、ガブリエル・ルナ、そして平穏な暮らしが根底から覆されるダニー・ラモス役のナタリア・レイエス。主要キャストが勢揃いとのこともあり、会場には多くの記者が駆けつけた。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』

記者会見に登壇した『ターミネーター:ニュー・フェイト』キャストたち

登壇したアーノルドは「本当にこの素晴らしいキャストと一緒に来日できて嬉しく思うよ。誇りをもってこの作品を紹介させてもらえる。今回、ジェームズが新しいストーリーを作り出し、ティム・ミラーが監督してくれたんだ」とコメントし、さらに『デッドプール』のティム・ミラー監督について「演技や、その演技に必要なアクション、そしてVFXに深い理解を持ってくれている」とティム監督との仕事を振り返った。

そして今回が二度目の来日となるリンダは、アーノルドとの関係について「私たちは35年ものあいだ友達関係にあるの。そこには “信頼”も”自由”もある。これほども長い間一緒にできる俳優はいない。その信頼がだんだん広がっていき、お互いのユーモアも増えていった。二人の歴史がこの映画を可能にしたんだと思うわ」と語った。

リンダ・ハミルトン

『ターミネーター』初出演で「一生分の夢が叶った!」(ガブリエル)

また本作で『ターミネーター』シリーズに初めて出演するマッケンジー、ガブリエル、ナタリアは興奮気味にこのシリーズに携わることができた心境を明かした。小さな頃からターミネーターのファンだったというガブリエルは「一生分の夢が叶った! リンダとアーノルドの友情をこの目で目撃できたこと、間近で仕事を見られたことが素晴らしい学びとなった」とコメント。

ガブリエル・ルナ

ガブリエル・ルナ

続いてマッケンジーは「喜びの一言に尽きるわ。サラ・コナーという女性像にいつも感銘を受けていたの。素晴らしい物語の一員になれたこと、そしてティム監督と一緒に仕事ができて本当に嬉しかったわ。ティム監督はキャラクターをしっかりと見て仕事をする素晴らしい人なの。この作品を特別に思っているに違いない」と監督との仕事を振り返った。

マッケンジー・デイヴィス

マッケンジー・デイヴィス

そしてナタリアは、「これは私にとってギフトよ。ハリウッドは今、多様性ということでどんどん変化していっている。いろんな人にチャンスがあるなか、ラテン系女優として本作に携われたことがとっても光栄よ」と多様化していく映画業界のことを交えながら心境を明かした。

30年以上交流のあるアーノルドとリンダの深い関係性とは?

記者からは、30年以上交流のあるアーノルドとリンダに「三十年前から変わったことや変わっていないことは何か?」という質問が。それに対しリンダは「アーノルドが家族を築き上げてきたところも、議員になったところも、環境問題に熱心に取り込んできたところも、そしてチェスの名人であるところも、様々な視点から彼を見てきたわ。いろんな姿になっていく “成長”をこの30年間、喜んでみていたの」と二人の深い関係性を明かした。

アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン

アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン

続いてアーノルドも「84年の映画から友情を築いて、なにより嬉しいことは、僕が知事になったときだって素晴らしい友達でいてくれたことだね。僕は共和党員で、彼女はそうじゃないかもしれないけど、ちゃんと就任式にも来てくれたんだ」と過去のエピソードを披露。

また、「リンダは84年に女性のアクションヒーロー像を作り上げた。91年でさらにその像を高みへ持っていった。リンダがこなすような、質が高くて説得力の高いアクションを見たことがないよ。しかもターミネーター2から28年経って、さらにレベルを超えてきた彼女には圧倒されたよ。彼女は『ターミネーター』にとって重要な資産だ。過去作品に登場していないことは間違いだったよね」とリンダとの共演で彼女がいかに偉大かを実感したようだ。

キャストが語る “アクションで苦労したシーン”

そしてアクションシーンが多い本編で苦労したシーンを聞かれた登壇者たち。ガブリエルは「T-800とサラが自分に向かってグレネードランチャーとARを撃ってくるシーンがあるんだけど、これは僕の映画のキャリアの中で最も素晴らしい経験だったよ。まるで自分のおもちゃ箱に二人のアクションフィギュアとして存在しているようで、ワクワクした瞬間だった」と苦労したというよりは、興奮したシーンを暴露。

さらに、マッケンジーは「私にとってこの作品が初めてのアクションだった。乗り物や武器もたくさんの種類があって、かなり苦労したわ。覚えているのは南スペインで1週間過酷な撮影をした後、サラ・コナーが登場したことよ。まるで名作映画の中に自分がいて、自分の映画の中でアクションを披露している。そんな不思議で素晴らしい体験をしたわ」とコメント。

ナタリアも「すべてが大きなチャレンジだったわ。特にブダペストで一ヶ月半ほど夜6時から朝6時まで水の中で撮影していたの。疲れてとっても死にそうだったのに、リンダはとっても元気で “さあ、行くわよ!”って。とっても信じられなかったわ」と、リンダの超人っぷりを明かした。

ナタリア・レイエス

ナタリア・レイエス

リンダの話でもちきりだった登壇者たちにリンダは「みんなありがとう。テレビドラマの “This Is My Life”みたいに私のことばっかりね」とニッコリ。自身の苦労したシーンは意外にもアクションではなく「アイル・ビー・バック」とセリフを言うシーンだったという。「私の頭の中に、30年以上もアーノルドの声で “アイル・ビー・バック”というセリフがあったのよ。何度もトライしたけど、監督に “アーノルドみたいだからダメ”って言われたわ」と数回NGを出したことを明かした。また、ナタリアとの水中のシーンでは、300人ものクルーと何時間も一緒に水の中にいたせいか、耳の感染症になっていたことを明かした。「水中のシーンの後に、ダムで逆さ吊りされて撮影したの。90度に吊るされたときは、感染症のせいか、バランスがとれなくて吐き気がすごかった」とすさまじい撮影現場の裏エピソードを語ってくれた。

アーノルドは「特に楽しかったのはガブリエルとの対戦だ。とにかく脚本が素晴らしい。ネタバレになるから詳しくは言えないけど、本当によく書かれた脚本でね、精一杯アクションを楽しめたよ」と話すと、ガブリエルは「あのシーンとっても楽しかったんだ」と付け加え、「(アーノルドの)あの手を見てよ! 僕の顔より大きい手で何度も殴られたんだ。もちろん演技はちゃんとこなしたけど、心の中では童心に返ってとっても興奮したし幸せだった!」と改めて共演した心境を語った。

アーノルド、1作目制作当初はターミネーターを演じたくなかった?

記者から、シリーズが始まったときにここまで続くか予想していたのか、いつまでターミネーターを演じたいのかという質問が。アーノルドは「とっても良い質問だね」とコメント。なんと、『ターミネーター』1作目はとっても小さな企画、いわゆるB級映画だったことを明かした。

「スタジオも製作するのに少し恥ずかしさみたいなのがあったと思う。でも編集段階に入ったときはみんなが圧倒されていた。結果、当時のタイム紙の映画トップ10にも選出されたんだよ」とまさかのエピソードを披露。さらに「実は、当初はターミネーターを演じる気はなかったんだ。サラを守るヒーローのカイル・リースを演じたくってね。でもそこで、キャメロン監督から説得されたんだよ。それでターミネーターを演じることになったんだが、今はその説得に感謝したい」と意外なエピソードを明かした。

また「僕の考えではターミネーターを演じることはこれで終わりだが、映画というのは観客によるもの。とにかく今回の僕のターミネーターを喜んで貰えると嬉しい」とコメント。

アーノルド・シュワルツェネッガー

また二人が映画のように過去に振り返るなら?という記者の質問に対し、リンダは「84年の髪型を変えたいわ。あとは2016年の大統領選挙をやり直したいわね」とコメント。アーノルドは「100年前に戻って原油や石油燃料をあまり使わないように人々に伝えたい。原油などによって700万人の人が命を落としている。環境へのとてつもないダメージがあるんだ」と環境問題について訴えかけ、記者会見の幕は閉じた。

ストーリー

一度は回避したと思われた人類滅亡の日”審判の日“。だが、その危機はまだ終わってはいなかった…。人類の命運を握る女性ダニーを守るスーパーソルジャーのグレースと、凶悪に進化を遂げた最新型ターミネーター REV-9(読み方:レヴ・ナイン)との壮絶な攻防。そして彼らの前に現れる、サラ・コナーとT-800。冒頭からエンディングまでの息もつかせぬ怒涛のアクションと、見るものすべての胸を打つ衝撃のスト―リー展開、人類の運命を変える<決断>の瞬間から目が離せない―。

公開情報

『ターミネーター:ニュー・フェイト』
11月8日(金)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ティム・ミラー
製作:ジェームズ・キャメロン、デイヴィッド・エリソン
キャスト::アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ
著作表記:c 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

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