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テイラー・スウィフトに楽曲を使用させないように命じたという「ビッグ・マシーン・レコード」がテイラーの言い分を真っ向から否定! 対するテイラー側はさらに証拠を提出

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テイラー・スウィフト

人気歌手のテイラー・スウィフト(29)に、テレビなどで過去の楽曲の使用&パフォーマンスを禁じるよう命じたという「ビッグ・マシーン・レコード」がテイラーの言い分を否定する声明文を発表した。

今年6月、テイラー・スウィフトがデビューから去年まで所属していたレコードレーベル「ビッグ・マシーン・レコード」が、ジャスティン・ビーバーなどを手掛ける敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンが約300億円で買収したことがニュースとなった。これを知ったテイラーは、クライアントであるジャスティンやカニエ・ウェストを利用して自分のことをイジめてきたスクーターに楽曲の権利を奪われてしまうこと、そして楽曲の権利を持たせてもらうことができなかったことを明らかにした。

テイラーは2020年11月から、過去の楽曲全てを再レコーディングすることを発表したが、来週末に開催される「アメリカン・ミュージック・アワード 2019」を前に、11月14日、スクーター・ブラウンと「ビッグ・マシーン・レコード」のスコット・ボーチェッタに「テレビで過去の楽曲をパフォーマンスしてはいけない」「ネットフリックスで製作中のテイラーのドキュメンタリーで、楽曲を使用してはいけない」「もししたければ、来年以降に可能となる再レコーディングをするな」と言われたと、長文で投稿した。

テイラーの投稿に対し、11月15日、「ビッグ・マシーン・レコード」が、テイラーの言い分を否定する声明文を発表した。

「テイラー・スウィフトの10年以上のパートナーとして、彼女がタンブラー(SNS)に投稿した間違った情報が書かれた文章を見て私たちはショックを受けました。テイラーに『アメリカン・ミュージック・アワード』でパフォーマンスするなといったことや、ネットフリックスの特集で楽曲を使用するなとは言っていません。事実、私たちが彼女にどこでパフォーマンスするなと言う権利はありません。去年の秋にテイラーが『ビッグ・マシーン・レコード』を去ってから、私たちは彼女の収支の面では関係のない最新作のプロモーションの最中でも、第三者に彼女の版権を貸し出す要望の全てを尊重してきました」

「真実を言うと、テイラーは、彼女のキャリアを築くために一生懸命働いてきた120人の社員たちの責任として、契約上我々の会社に数億円と複数の資産を支払うことを認めています。私たちは生産的に事を進めるために、テイラーとテイラーのチームと共に問題について会話を持とうと熱心に取り組んできました。この2週間で進歩がみられ、昨日まではこの問題は解決できるだろうと楽観的でいました。しかしながら、お互い満足できるような解決策を見つけるために努力してきたにもかかわらず、テイラーは昨夜、従業員たちとその家族たちに多大な影響を及ぼす、計算された方法で彼女のファンたちを使い、一方的な決断をしたのです」

「テイラーへ、君が作り出した物語は存在しません。私たちが求めるのは直接かつ正直な会話だけです。それが実現すれば、敬意と、優しさとサポートがあることはわかるはずです。これまで、私たちと直接話をして解決するという提案は何一つ受け入れられていません。コミュニケーションがないことでウワサは悪化します。ここでこんなことを続けるのはやめましょう。ファンたちが求める、それに値するエンタテインメントを届けるという共通の目的を共有しましょう」

しかし「ビッグ・マシーン・レコード」の声明文から、3時間も経たないうちに、テイラー側は「ビッグ・マシーン・レコード」の言い分を否定する証拠を投稿。公開されたものはテイラー側と「ビッグ・マシーン・レコード」のやりとりだ。

「真実として、2019年10月28日の午後5時17分、『ビッグ・マシーン・レコード』グループの権利管理&商務の副社長から、テイラーのチームにこのメールが送られてきました」

「『ビッグ・マシーン・レーベル・グループは、ネットフリックスのドキュメンタリーと、アリババの『ダブル・イレヴン』のイベントの2つのプロジェクトにおいて、既存のレコーディング曲のライセンス、再レコーディング制限の権利放棄について、同意しないということをご了承ください』」とメールの内容を公開。

さらにテイラーのチームは「権利に関する争いを避けるため、アリババのイベントでは新作の『ラヴァー』からの楽曲を3曲披露しました。これによって『ビッグ・マシーン・レコード』グループは、過去の楽曲をテレビでパフォーマンスすることは契約違反であると考えていることが明らかになりました。追加すると、昨日『ビッグ・マシーン・レコード』グループのCEOのスコット・ボーチェッタは、『アメリカン・ミュージック・アワード』とネットフリックスについての許可を断固として拒否してきました。『ビッグ・マシーン・レコード』グループの声明文の中で、テイラーが昨夜投稿の中で主張したことを否定していないことに気づいてください」

「最後に、『ビッグ・マシーン・レコード』はテイラーに債務があると言い、事実をゆがめ、お金の話を持ち出してきました。しかし、専門の外部の監査人によれば、『ビッグ・マシーン・レコード』はテイラーに対してここ数年における未払いのロイヤリティが790万ドル(約86億円)あると言っています」
https://twitter.com/treepaine/status/1195353721808596997

今回も両者の意見が食い違っている様子のテイラーと「ビッグ・マシーン・レコード」。権利は一体どうなってしまうのだろうか…。

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