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実写版「アラジン」、アンダース王子のスピンオフ計画が進行中! しかしファンは批判、一体なぜ・・・?

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ビリー・マグヌッセン(アンダース王子)

今年6月に公開された実写版「アラジン」にて、ジャスミン王女に求婚を求めたアンダース王子のスピンオフ作品が計画されていることがわかった。しかしファンはこれに対し強い反感を抱いているようだ。

実写版「アラジン」は1992年に制作されたディズニーの長編アニメ映画のリメイク版。エジプト系カナダ人俳優のメナ・マスードがアラジン役に大抜擢され、見事な演技が注目を浴びた。同作は全世界興行成績も10億ドル(約1100 億円)を記録し大ヒットとなった。

The Hollywood Reporterによると、現在ディズニーは独自のストリーミングサービス「Disney+」にて、実写版「アラジン」の1シーンに登場したアンダース王子を主人公としたスピンオフ作品を計画中。アンダース王子を演じたのはアメリカ人俳優/コメディアンのビリー・マグヌッセンで、これまで映画「イントゥ・ザ・ウッズ」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」などに出演しており、またブロードウェイの舞台でも活躍する実力派。

ビリー・マグヌッセンは「アラジン」にて、スカンランド国からアグラバー国のジャスミン王女のハートを掴むためやってきた傲慢で風変わりなアンダース王子を好演した。

アンダース王子のシーン

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ビリー演じるアンダース王子は出演時間こそ短かったものの、その面白い演技によりオーディエンスには大きなインパクトを残し、ディズニーもそれを評価している。これを知りビリーはスピンオフの企画を自らディズニーへ提案したそうだ。

さらに「アラジン」でプロデューサーを務めたダン・リンジョナサン・アイリヒがこの計画に参加することが決まっており、今後「Disney+」で公開されるという。これは、以前より計画されていると報道されている、「アラジン」の続編とは別のものだ。

しかしこのアンダース王子のスピンオフ報道を聞いた一部のファンはこれを批判。なぜなら、「アラジン」を演じたエジプト系カナダ人俳優メナ・マスードが先日、「アラジン以来一切オファーがきていない」ことを告白したからだ。

メナ・マスードの告白

「これを言わないようにするのに疲れちゃったから言うね。『アラジン』を演じたからって、たんぽぽやバラのような人生になるわけじゃないんだ。『彼は数億円稼いだだろう。次の作品のオファーも殺到してるだろう』って思うかもしれないけど、全く違う。アラジンが公開されて以来、ひとつもオーディションを受けてないんだ」

「僕は若手俳優だからって理由で見落とされて過小評価されている気がする。僕はこの10年間俳優をやってきているけど、ほとんどの人がアラジンで僕を初めてみたから、新人だと思われている。この先もそうやって見られることになると思うから、僕はそのイメージを取り払うようにしないといけない」

アンダース王子のスピンオフ企画を知ったファンは「えっと、じゃあアラジンは白人でスピンオフをやるのね?」「アニメ版は2つも続編があるしそれを実写にすればいいのに、白人だけにスピンオフをやらせようって決めたのね」と人種問題も交え批判。

別のファンは「アラジンを演じた人はオーディションにすら呼ばれてないのに、あの中東系&アフリカ系キャストの中にいた、たったひとりの白人は自分の作品を得たんだね。かっこいいよ、ディズニー」と書き込んでいる。

アラジンを演じたメナも、以前に「人種がキャスティングに影響する」と発言をしている。

大ヒットを記録した「アラジン」だが、続編やスピンオフ実現までは平坦な道のりではないかもしれない。

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