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制作保留中の「リジー&Lizzie」リブート、第1話はなんと「セックスと浮気」がテーマだった! ディズニーが却下か、キャストは「Huluに移籍したい」

「リジー&Lizzy」(2001)より NEWS
「リジー&Lizzy」(2001)より

女優ヒラリー・ダフ主演のディズニー・チャンネル・ドラマ「リジー&Lizzie(原題:Lizzie McGuire)」。昨年この続編の制作が発表されたが、現在進行は一時中断へ。その理由が明らかとなった。

「リジー&Lizzie」は2001年から2004年にかけてディズニー・チャンネルで放送されたドラマで、主人公である13歳のシャイな少女リジー・マグワイアが、親友ゴードやミランダと共に送る学校生活を描いたコメディ作品だ。リジ―の心の声としてアニメキャラクターのリジーが登場する。

昨年8月、米カリフォルニア州アナハイムで開催されたディズニーの大型ファンイベント「D23 Expo」にて、「リジー&Lizzie」の続編が製作されることが発表された。続編でもヒラリーがリジーを務め、物語の舞台はニューヨークで、大人になったリジーがオシャレなデコレーターとして働き、オシャレなレストランのオーナーと交際中で、もうすぐ30歳の誕生日を迎える…といった内容を描くというものになると伝えられた。

ヒラリー自身から発表

リバイバル版「リジー&Lizzie」は、ディズニーの配信サービス「Disney+」向けに2エピソードが撮影されたが、その後ディズニーはクリエイティブ面で異なる方向性への移行が必要と判断を下したため、オリジナル版のクリエイターであったテリ・ミンスキーが降板、現在新たなクリエイターを探しているところだという。

今回、The Hollywood Reporterが報じたところによると、リブート版の同ドラマの第一話は「セックスと不貞行為」がテーマのエピソードであったといい、ディズニーはそれをよく思わなかったという。また新シリーズにはゲイのキャラクターも登場すると噂されており、ディズニーがこの設定も好まなかった可能性もある。

しかし「もうすぐ30歳」になるリジーが真剣に交際しているパートナーとセックスをすることも、LGBTQの友人がいることも特にないように思える。Perezhiltonは、むしろ恋愛やキャリアなど、大人であることの現実を描かない限りリアルな作品にはならないだろうと伝えている。ディズニーが述べた「クリエイティブ面での方向性の違い」とは、ディズニー側が求める「家族向け」の方向性と、制作側が追求する「リアリティ」の差のようだ。

主演のヒラリー・ダフは「『リジー』がDisney+でできるなんて本当に嬉しかった!でもファンとリジーの絆を守るのにとても責任を感じてるの。ファンも私も、リジーの中に自分を見出して、一緒に成長してきたから。PG指定(年齢制限)によって、30歳の現実を描くのを制限することは、みんなの恩をあだでかえすことになってしまう」と、自身も葛藤していることを明かしている。

さらに彼女は「プレ・ティーンやティーンネイジャーの人生をリアルに演じたように、リジーの次のステップをリアルで親近感が湧くように演じることは私にとってもすごく重要。だからディズニーがこの作品をHuluに移籍させてくれたら夢のような話だし、そうすればこのキャラクターにまた命を吹き込むことができる」と、かなり現実的な打開策案を提案している。

この意見には、以前プロデューサーを務めていたテリ・ミンスキーも同意する声明を出している。

多くのファンが首を長くして待っている今回のリブート版。今後どうのような展開になるか、注目が集まっている。

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