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アメリカ・カリフォルニアの映画館が、今週金曜に営業を再開しない理由とは…?

Regal's Edwards Cinema NEWS
Regal's Edwards Cinema

先日、カリフォルニア州保健局は6月12日(金)以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により休業していた州内の映画館の再開を許可することを発表した。しかし、実際にオープンする店は少ないと見られている。

海外メディアの「Deadline」は木曜、大手映画館チェーンは営業を再開しないという情報を得たとし、オープンするのは個人オーナーのミニシアターだけではないかと報じた。

報道によると、営業再開に踏み切らないのにはいくつか理由があるようだ。「大きな理由の1つは、収益を見込める大作映画がすぐに公開されないことだ。7月1日以降はラッセル・クロウ主演の『Unhinged』や2億ドル(約214億円)かけて制作されたクリストファー・ノーラン監督映画『テネット』の公開が予定されているが、それまで目立った作品は期待できない。また、徹底した感染防止対策が必要になる。手指消毒液や除菌ティッシュの設置やシートカバーやフェイスシールドの提供だ。これらの準備にも相当な時間がかかるとみられている。再開は早くとも6月下旬、もしくは7月上旬になるだろう。さらに、多くの映画館が土地のオーナーに対し賃料の支払いができていないのが現状だ」と記されている。

新型コロナウイルスの感染そのものは落ち着いており、営業の許可がおりてもなお、スムーズに再開できないのがもどかしいところだ。

なお、今週金曜に営業再開を予定していない映画館チェーンは、AMC、リーガル、シネマーク、アラモ・ドラフトハウス、アークライト・シネマズ、レムレ、シネポリス、ランドマークだ。シネマークについては6月19日以降、3段階のステップを経て営業を再開していくと発表している。

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