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内部告発が続く「エレンの部屋」、トッププロデューサーの3人が解雇される! 番組はリモートで制作が再開

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今年4月頃から悪評が続いている人気トーク番組「エレンの部屋(原題:The Ellen Degeneres Show)」。内部調査の結果、トップのプロデューサー3人が解雇された。

「エレンの部屋」は、司会者エレン・デジェネレスが務める大人気番組で、2003年から約17年間も放送され続けている。ところが今年の4月に「エレンの部屋」のスタッフ数人より「仕事の状況を明確に教えてくれない」や「給料が支払われていない」などといった批判が相次いだ。さらに番組プロデューサー3人の名前を出し、「新人にどなりちらしていた」「仕事環境が劣悪」などと元従業員や現職員が告発し、これを受け放送局のワーナー・ブラザーズが内部調査を実施している。

そんな中ワーナー・ブラザーズはVarietyに対し、調査の結果トッププロデューサーを務めていたエド・グラヴィン、ケヴィン・リーマン、ジョナサン・ノーマンが番組を去ったことを明かした。エグゼクティブ・プロデューサーを務めているメアリー・コネリーと、カメラの前にもよく現れるアンディー・ラスナーは番組に残るという。この2人は2003年に番組がスタートした際からいる。

8月17日、番組司会者のエレン・デジェネレスはこのプロデューサー3人が番組を去ることをオンラインのチームミーティングにて伝えたという。

またET誌によると、現在「エレンの部屋」はリモートで制作が再開しているという。収録形式にいつ戻るのかは不明だ。

BuzzFeedが7月に同番組の10人の元従業員と1人の現職員からの告白を掲載し、これを機に番組に調査が入った。今回解雇となった3人のプロデューサーはこの記事でも名前が多く挙がった。

元従業員は「プロデューサーたちが番組を作り、従業員の担当もしているが、嫌がらせなどの文化も作り上げている」「彼らは『エレンの部屋』で仕事ができる人は恵まれていると思っている。だから『不満があるなら辞めればいい。他にここで働きたい人は多くいる』といった態度を取っている」と告白。また別の元職員は元従業員によると「従業員はエレンと同じ建物の中にいても、彼女に話しかけないように指導された」と告白。同人物は「彼女は自分の冠番組を持ちたいなら、現場で何が起こっているかをもっと見るべき。プロデューサーたちがエレンを囲み、“すべてうまくいっている”と伝えているんだと思う。エレンはそれを信じていると思うけど、ちゃんと自分の目で見ることは彼女の責任だ」と話していた。

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