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テイラー・スウィフト、「カーディガン」MVにはオドロキの詳細がたくさん隠されていた! 祖父の写真、テイラー自身が描いた絵画などが登場の解説動画は必見[動画あり]

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テイラー・スウィフト

人気歌手テイラー・スウィフトの新曲「カーディガン」のミュージック・ビデオには、数多くのイースターエッグ(オマージュのようなもの)が隠されていたことが明らかになった。

テイラー・スウィフト「カーディガン」

テイラー・スウィフトは7月24日に新アルバム「フォークロア」をサプライズリリース。同日にアルバムからの楽曲「カーディガン」のMVもリリースしファンを喜ばせた。

今回テイラーは「カーディガンのメイキング」といった動画を公開。そこで同曲に隠されたバックグラウンドやイースターエッグなどの詳細が明らかになっている。

テイラーが脚本から監督までつとめたこのMV。彼女は「賢いストーリーで、比喩としても描きたかった」という。さらに男性の写真が映るシーンでは「この写真の男性はテイラーの祖父ディーンで、彼はガダルカナル島の戦いに参戦した」と、おじいちゃんの写真が登場することも明らかに。

「フォークロア」解説動画

さらにテイラーがピアノのふたを開けるシーンでは、左側にある掛け時計が「1」と「3」を示している。「13」はテイラーのお気に入りの数字だ。さらにピアノのとなりにかかっている白い家の絵画はテイラー本人によって描かれたもの。自宅待機の第一週目に描いたそう。

普段からMVにイースターエッグを残すことが好きなテイラーだが、「フォークロア」では歌詞にイースターエッグを入れているという。各曲の中でそれぞれキャラクターアーク(キャラクターに起こる「感情」や「環境」の変化)を描き、曲を超えてそれらを回想し、誰が誰のことを歌っているのかを緻密に計算し織り交ぜているという。

例えばテイラー本人によると「“10代の三角関係”と頭の中で描いている曲が3曲ある。この3曲は、夏に三角関係となった3人のそれぞれの視点や人生を書いている」という。

新型コロナウィルスによる自宅待機中に「フォークロア」を書きレコーディングをしたというテイラーは「孤立するという気持ちにインスパイアされた。それが自由を感じることなのか、恐れを感じることなのかを表現したかった。孤立がいかに過去を思い出させるかも」と語っている。

MVの森でのシーンは、恋愛の始まりに全てが魔法のようで美しく、緑がおいしげった様子を象徴している。一方で、海のシーンは恋愛関係が壊れていく際の孤立や恐れを表現している。

このMVはオスカーにもノミネートされたシネマトグラファーのロドリゴ・プリエトと共に作成。プリエトはテイラーの過去の楽曲「The Man」でも一緒に仕事をしている。MVは、以前テイラーが見ていたファンタジー映画からインスパイアされたそう。

新型コロナの影響により、テイラーは自分のヘア、メイク、セットのスタイリングを全部自分でこなした。またずっと着ているナイトガウンは私服だそう。

撮影現場ではクレーンカメラなどを使い、ソーシャルディスタンスを保ちながらズームアップの撮影なども行ったという。エディターのチャンスラー・ヘインズとテイラーはお互い別の場所から、リアルタイムで同時に編集を行った。

海から元いた部屋へ戻るシーンは、愛を失い我に返るという部分を表現。しかしテイラーの服が濡れたままなのは、彼女が恋愛という冒険により変わってしまったが、自分が常にどういう人であったかを再発見するということを象徴している。

またこのアルバムのリリースは極秘であったため、テイラーはMVの撮影の際も大音量で新曲を流さず、イヤホンをしながら撮影するという徹底ぷりだったそう。

テイラーは「私はフォークロアを、現実逃避のアルバムだと思う。悲しくて、美しく、悲劇的。まるですべてが想像でできた写真アルバムのような。そして想像の写真の裏には、ちゃんとストーリーがある」と新アルバムについて表現している。

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