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米ディズニー・ワールド、コロナ陽性の従業員を働かせている? 何人かの従業員が暴露

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新型コロナウイルス感染拡大の影響により、数ヶ月間閉鎖していた米ディズニー・ワールド。7月11日に営業を再開しファンを喜ばせたが、一方で、いまだフロリダでの新型コロナウイルスの症例が高レベルだったことから批判が相次いでいた。そんな中、何人かの従業員がある衝撃の事実を暴露したようだ。The Daily Beastが報じている。

今回の報道によると、キャストメンバーやメンテナンスクルーを含む多くのディズニーチームメンバーは、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したという。陽性反応が出た場合、接触した者の追跡や、隔離につながるはず・・・なのだが、何人かの従業員によると、陽性でも関係なく仕事をしているメンバーもいるという。最も深刻なのは、オレンジ郡で症例が急増しているのにもかかわらず、アナハイムにあるダウンタウン・ディズニー地区では、新型コロナウイルス陽性者の従業員や訪問者がパークに入るのを防ぐための対策を、ほとんど何もしていないことだという。

さらに報道によると、ディズニーは従業員のための検査を現場で行っておらず、陽性反応が出た従業員のほとんどは、自分のプライベートの時間を利用して検査をしていたようだ。The Daily Beastに内部事情を話した何人かは、このディズニーの対応について指摘しており、何人かは地方自治体に現状を報告するために連絡をとっているとのこと。「基本的に新型コロナウイルスの情報は全て口コミから得たもの」とし、契約で報道陣に話すことが禁止されている彼らの情報源は「同僚同士でメールをやりとりしたり、直接話したり、仕事中に目撃したもの」だという。「ディズニーの経営陣は公式に今起こっていることを認めていません」とThe Daily Beastに匿名で話したキャストもいる。このキャストは、アナハイム市とカリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏の両方に「知らず知らずのうちに、新型コロナウイルス感染症にさらされた従業員の隣で働いているのです」とメッセージを書き、数人のキャストを代表して危険性を警告していた。

ディズニー・ワールドは、パーク再開時に、ゲストの入園前の体温チェックや、マスクまたはフェイスカバーの着用を義務付けた。さらにパークでは、来場者の体調を確認するとともに、不調を感じたら直ちに帰宅するよう促している。またパーク再開時のCNNの取材によると、公衆衛生局と社内の医療及び安全の専門家たちからのアドバイスに基づいた厳格なルールを設けていることを明らかにしていた。今回の内部事情が真実となると、ディズニーへの批判はますます激しくなっていくだろう・・・。

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