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他界したチャドウィック・ボーズマンへ『ブラックパンサー』共演者のルピタ・ニョンゴが悲しみの長文コメント「納得がいきません」[写真あり]

チャドウィック・ボーズマンとルピタ・ニョンゴ FILMS/TV SERIES
チャドウィック・ボーズマンとルピタ・ニョンゴ

8月末にガンで死去した『ブラックパンサー』俳優のチャドウィック・ボーズマン。彼に対し、同作で共演した女優のルピタ・ニョンゴが長文のコメントを投稿した。

チャドウィック・ボーズマンは、2016年にステージ3の大腸がんと診断された。しかしその事実は周囲に明かさず、数えきれないほどの手術や化学療法の間に映画の撮影やプレミアイベントなどをこなした。4年間の闘病の末、残念ながら彼は2020年8月28日に死去した。

ルピタ・ニョンゴは9月8日にツイッターを更新。そこには長文で悲痛な思いが綴られていた。

「希望なき場所からこれを書いています。偉大な希望を持っていた人を称えるために」と書き始めたルピタ。「友人チャドウィック・ボーズマンのことを過去形で考えたり、話したりすることに苦悩しています。納得がいきません。彼の死のニュースで、毎朝内臓を殴られているような気持ちです」と悲しい心境を語った。

彼女は「人はみないつか死ぬということは分かっています。でも時に、不老不死のエネルギーを持っていて、過去にも存在してたような、常にここにいるべき人物に出会うことがあります。チャドウィックはその一人でした」「彼のことは長く知らなかったけれど、知ってからは多大な影響を受けました。『ブラックパンサー』を一緒に撮影した時、彼の静かでパワフルな存在感に圧倒されました。彼自身の雰囲気というものはなく、彼はなにかもっと高い周波数に動かされていたように見えました」と、彼と共演した経験を明かした。

「彼は私たち全員と努力した。全てのリハーサルやトレーニング、撮影に本気の表情をして現れた。全てを吸収し、機敏だった。彼は寛容さや非自己中心的な環境を作りお手本を見せることで、ハードルを上げた。そして常に優しい目つきで、強いやさしさをシェアしてくれました。彼の大きな手が私の肩をぎゅっとした時、私は自分でも気づいていなかった緊張から解き放たれたのです」

「彼が文句を言っているのを聞いたことがない。明らかに文句を言うべきことがあったのに!彼は言葉にはパワーがあることを理解していて、言葉を通して力を見せることを選択していたんだと思います」

「チャドウィックの死を、今の私は受けいれることができません。時間をかければできるかも・・・時間をかけます・・・そして彼の栄誉のため、私は自分の時間を無駄にしない。みなさんもそうであることを願います」

最後には「私の深いお悔やみを、彼の家族と友人と愛する妻のシモンへ送ります。彼女はこの言葉を教えてくれました。#時間をかけて、でも時間を無駄にしないで」と締めくくったルピタ。

43年間というあまりにも短い人生で、時間を無駄にしないことの大切さを教えてくれたチャドウィック。ルピタを始め、多くの著名人が彼の死を悼んでいる。

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