『スター・ウォーズ』カイロ・レンはなぜ不安定なライトセーバーを使い続けたのか 彼の人間性にリンクする部分があった・・?

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

2015年、J.J.エイブラムスがメガホンを取った『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にてシリーズに初登場したカイロ・レン。ハン・ソロとレイア・オーガナの息子ベン・ソロとして生まれた彼は、両親から引き継いだ強いフォースの力を持ち、かつてはルーク・スカイウォーカーの弟子としてジェダイ・オーダーを立て直そうとしていた。

しかし誤解や悪運が重なり、またパルパティーンからの巧みな誘いもあって、彼はダークサイドに堕ちてしまう。こうしてカイロ・レンを名乗りファースト・オーダーのリーダーとなった彼は、最高司令官スノークの右腕として物語の中で重要な役割を持つ悪役キャラクターとなったのだ。

そんな彼は、続三部作を通じて不安定なライトセーバーを使用し続けている。その理由はどこにあるのだろうか。

カイロ・レンにとって祖父であるダース・ベイダーは憧れの存在であった。カイロ・レンのマスクやマントはダース・ベイダーの足跡をたどるように影響を受けている。それでもなぜ、ライトセイバーだけは修理しなかったのでろう。

カイロ・レンのライト・セーバーはカイバー・クリスタルがひび割れており、余分なエネルギーを逃すための左右の噴射口からも短いプラズマの刃が放たれるほどだった。しかし「The Rise of Skywalker Visual Dictionary」によると、どうやらカイロ・レンはその「不安定さ」を気に入っていたのではないかという。

このライトセーバーは、まるで本当のカイロ・レンを映し出すような存在だった。カイロ・レンは精神的に不安定で未熟な部分が多く、すぐに火がついてしまう面もあり、これは不安定なライトセーバーに重なる部分が大きかった。

祖父が始めたことをやり遂げようとする強い意思こそあったものの、光と闇の両方から引き裂かれる様子はまるで真っ二つに割れたカイバー・クリスタルのようでもあった。『フォースの覚醒』で自身の父を殺害したのは、自分のいい面を殺し、完全に闇に堕ちるためだったのだろう。しかし『スカイウォーカーの夜明け』にて、母であるレイア・オーガナが最後の力をふり絞って彼を救おうとしてことなどから、ライトサイドに戻ってきたのだった。

カイロ・レンがライトセーバーを直そうとしなかったのは、両親から反対されながらもファースト・オーダーへ参加し、注目を集めたいという気持ちの現れだったのかもしれない。

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