FILMS/TV SERIESNEWS

あなたはいくつ知ってる? ピクサー映画が「科学的、歴史的、文化的に正しい」証拠7選! 細かい描写にきっとビックリ[写真あり]

『ファインディング・ニモ』 FILMS/TV SERIES
『ファインディング・ニモ』

『トイ・ストーリー』『カーズ』など、大人気のCGIアニメーション映画を創り出すピクサー。そのビジュアルの美しさにファンは魅了されるが、見た目以外にも設定などをかなり細部までこだわっていることがわかった。以下でその一例をご紹介。

『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)

同作に登場する犬“ダグ”は巨大な怪鳥であるケヴィンを追いかけていて、居場所をつきとめることに成功。他にも犬が登場するが、ダグだけが猟犬(ゴールデンリトリーバー)であり、他は番犬であるため、ダグがケヴィンを見つけることができるのは生物学的に正しいことになる。

『ファインディング・ニモ』(2003年)

ギル

歯科診療所の水槽で暮らす観賞魚たち「タンク・ギャング」。そのリーダーで海育ちのギルは、ツノダシといった種類の魚だ。ギルは何度も脱走に挑戦し失敗を繰り返している。

ツノダシは実際に人が飼育するのにあまり向いていないことで知られている。やや餌付きにくく、病気になりやすいため、初心者が飼育するにはすこし難しいと言われている。このツノダシの特徴も、映画の中でうまく描かれているようだ。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Finding Nemo(@findingnemopicss)がシェアした投稿

ブルース

ホホジロザメのブルースは、ニモの父マーリンが「ニモを探している」と言った際に「俺は父親を知らないんだ」と泣き出すシーンがある。実際オスのサメはメスと交尾をした直後に去るため、子供のサメは父親を知らない。

『インサイド・ヘッド』(2015年)

同作でピザが登場するシーンがあるのだが、オリジナル版ではトッピングにブロッコリーが乗っている。しかし日本版ではなんとこれがピーマンのカットされたものにかわっているのだ。これは日本の子供たちが“ピーマンが嫌い”といった事実が取り入れられた結果だそう。ジョークすらもローカライズするとは、さすがピクサー。

右が日本版(ピーマンに変更)

右が日本版(ピーマンに変更)

『ソウルフル・ワールド』(2020年)

同作で最初にアサインされたソウル(魂)は、ナンバー108,210,121,415。これは現在の地球に、およそ1080億人の人口が存在していることに基づいた番号だそう。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Soul(@pixarsoul)がシェアした投稿

『トイ・ストーリー2』(1999年)

登場人物のアルが、日本のおもちゃ博物館との電話を切る際に「Don’t touch my mustache(僕のヒゲをさわらないで)」と言って切るシーンがある。これは彼が日本語の「どういたしまして」と言おうとして、音感のにている英語フレーズを口走っているのだという。

『Mr.インクレディブル』(2004年)

パー一家の長男であるダッシュ。監督のブラッド・バードはダッシュが息切れをしているシーンをリアルに録りたかったため、声優のスペンサー・フォックスにピクサースタジオを4周走ってくるように指示した。その結果スペンサーの“本当に息切れ”を録音することに成功したそうだ。

『トイ・ストーリー3』(2010年)

同作に登場したバービーとケンは、実際過去に販売されていたバービー人形シリーズから再現されている。ケンは1988年に発売された「Animal Lovin’ Ken」の衣装で、バービーは1983年の「Great Shape Barbie」の衣装がそっくりそのまま適用されている。80年代の可愛らしさが全開だ。

作品内に登場するキャラと、実際のおもちゃ

作品内に登場するキャラと、実際のおもちゃ

細かい部分までこだわり続けるピクサー。このようなトリビアを知るだけでもさらに作品を楽しめそうだ。

tvgrooveをフォロー!