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テイラー・スウィフトが表舞台からとつぜん姿を消した!その悲しすぎる理由とは・・? テイラー史上最大のスキャンダルの真相に迫る【崖っぷちから這い上がった海外セレブたちVol.15】

テイラー・スウィフト COLUMNS

2度目のグラミー賞を受賞し、イケメン俳優トム・ヒドルストンとの愛を順調にはぐくんでいたはずのテイラー・スウィフト。そんな彼女は2016年後半、とつぜん表舞台からすがたを消してしまうの。曲のリリースもイベント出席もなし。パパラッチされることさえほとんどなかったんだから、ビックリよね。でもいったい、なぜテイラーは引きこもってしまったの…?今回はその原因を徹底解明しちゃいます!

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セレーナ・ゴメス

きっかけは天敵カニエ・ウェストからのリベンジ

2009年に、MTV・ビデオ・ミュージック・アワードのステージ上で、カニエがテイラーのマイクを奪ったあの「歴史的事件」から約7年。こんどはカニエの新曲「フェイマス」の歌詞が大きなスキャンダルになるの。そう、それが「テイラー vs カニエの戦い」第二章のはじまりだった、ってワケ。

▼2009年におこった事件の詳細はコチラ

▼2016年に仲直りしたハズのふたりがまた不仲になった原因はコチラ

さて大問題に発展した「フェイマス」内の歌詞はコチラ。

I feel like me and Taylor might still have sex Why? I made that bitch famous

オレはテイラーといつかヤると思ってる
だって オレがあのビッチを有名にしてやったんだ

「2009年の事件」をイメージして作られたこの挑発的な歌詞に世間は騒然。「またカニエが大変なことをやらかした」って感じだったワケね。そんな皆の心配をよそに、テイラーに連絡してちゃんとOKをもらったから問題ないと主張したカニエ。当のテイラーはもちろん、そんな「女性差別的」な歌詞(「オレがあのビッチを有名にしてやった」の部分)を許可なんてしていないと反発。ふたりの言い分が真っ向からぶつかりあい、ヒートアップしていったの。

▼ながくは続かなかったカニエとテイラーの休戦期間

2009年の「マイク強奪事件」からくすぶりつづけた「テイラー vs カニエ」の戦い。今回はさらに「どちらかがウソをついている」というおもしろすぎる展開でね。メディアは「ウソつきはカニエか?テイラーか?」とあおり、当時はすごく話題になっていたわね。

そんな中リリースされた、「フェイマス」のMVがさらに火に油をそそぐ事態に。巨大なベットの上で、カニエとキム・カーダシアン、そして話題のセレブたちにそっくりな人形が全裸で熟睡…そんな衝撃的な映像ではじまるこの動画。カニエの左がわには、テイラーの人形が胸を露出して寝ている姿が…。カニエったら控えめにいってもかなり「ヤバい」MVをつくってしまったの。

「フェイマス」のMV内の衝撃的なワンシーン。裸のカニエとキムを中心に、全裸で寝ている有名人たち。カニエの左側がテイラー。そのほかにもトランプ元大統領や、カニエの元カノ、アンバー・ローズ、キムとのセックスビデオ流出で有名になったレイ・ジェイなどの姿も…

このMVをみたテイラーは大激怒。「虐待されている」ように感じたらしいわ。このインパクトも手伝って、当初はやはり「またカニエがテイラーをいじめている」と思った人が多かったみたい。ところが、ここで夫がいつも悪者にされるのは許せない、と立ち上がったのが当時のカニエの妻キム・カーダシアン。

カニエ・ウェスト「フェイマス」MV(全編)はこちらから

2016年6月に発売されたGQ誌のインタビューで、「テイラーはぜったいに歌詞の内容をしっていた」と主張して、夫をまもる姿勢をみせたキム。さらには自身の大人気リアリティ番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」の中でこうも述べたの。「テイラーは、グラミー賞のスピーチでカニエをディスって、また『被害者』を演じていた…私はそんな夫の“あつかわれ方”に疲れているの…」

▼カニエの強力な味方だった妻、キム

 

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“帝国”とよばれるほどハリウッドで権力をもつようになっていた、当時のカーダシアン家。そのファミリーの中でもっとも知名度のあるキムのこの発言は、とても注目をあつめたの。でも、これだけでは怒りが収まらなかったらしいキム。その数日後なんと自身のスナップチャットで、カニエとテイラーが交わした電話の内容をリークしちゃうの。

カニエ:「『オレとテイラーはセックスするかもしれない』って歌詞があるんだ」
テイラー:「あなたがイイと思う歌詞でいったらいいんじゃない?どちらにせよオフザケ的なかんじよね」

【動画】2016年にキムからリークされた実際の動画

 

ふたりが交わした会話を聴くと、たしかにカニエの制作した歌詞にテイラーがGoサインを出しているかのよう。このリークによって、形勢が完全に逆転してしまったテイラーとカニエ。「ウソをついていたのはカニエじゃない!テイラーだ!」と大騒ぎになったワケ。でもそれ以前に、この会話はカニエとテイラーのあいだのプライベートなもの。それをこっそり録音して、テイラーの許可なく世間にリークしたキムって「恐ろしい女」かも…なんて思ったのは私だけかしら?

▼3人で談笑していた時代もあったのに…

元カレ、カルヴィン・ハリスと対立

テイラーに「一言申したかった」のはなにもキム・カーダシアンだけじゃなかったみたい。ここにきて友好的に別れたハズの元カレ、カルヴィン・ハリスが再登場。テイラーがトムに「乗り換え」たことが破局の原因だったとウワサされてから、すこし険悪な雰囲気が漂いはじめていたころだったわね。

▼悲しい結末をむかえてしまったふたりがまだラブラブだったころ

 

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そのうちゴシップ誌にスクープされたのが、カルヴィン・ハリスの大ヒット曲「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」について。テイラーと別れる直前にリリースされたこの曲、実は作詞にテイラーも関わっていたんですって。でも、カルヴィンがそれを公表せず、さらにインタビューで「テイラーと曲づくりをする気はない」と発言。それにひどく傷ついたテイラーは、カルヴィンが彼女の名前をクレジットしなかったと糾弾したの。

【動画】カルヴィンがリアーナとコラボし大ヒットとなった「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」のMV

テイラー側からリークされたこのスクープに真っ向から対立したのが、カルヴィン。「たしかにテイラーはこの曲作りにすこし関わっている、(中略)でもそれを公表したくない、といっていたのは彼女本人だ…」と自身のツイッターでこのように述べたカルヴィン。さらには「彼女と彼女のチームが僕を悪くみせるためにとんでもないことを言っていて、傷ついているよ」とツイートしたの。

最終的には「君はケイティ・ペリーにもしたように、ディスる対象を探しているのかもしれないけど、僕はその相手にはならないよ。わるいけど、そんなことはさせない」と強烈なひとことでテイラーを牽制(けんせい)したカルヴィン。そのツイートをみたと思われるケイティ本人は、2015年にツイートした「Time, the ultimate truth teller (時間は、究極の真実の語り手)」という自身のつぶやきを、再度リツイート。暗にカルヴィンを支持した、とファンのあいだで話題になったわね。

▼2013年ごろにはじまった、ケイティ・ペリーとテイラーとの確執。おさらいしたい方はコチラ

テイラーが世界の嫌われモノに?

キム・カーダシアンからリークされたカニエとの会話、そしてカルヴィン・ハリスとのいざこざ…ほぼ同時に起こったこのふたつの事件をきっかけに、テイラーのイメージが急激に落ちはじめたのは2016年の夏ごろ。メディアでも「カニエの歌詞はそんなに騒ぐほどのことじゃない。テイラーは過剰反応しすぎ」「テイラーはウソつきで、すぐに自分を被害者にしたがる」など彼女をディスる声がすこしずつ大きくなっていくの。

そんな中カニエの妻、キム・カーダシアンは例の“動画”のリークにつづいて、こんどは大量の“ヘビ”の絵文字をツイート。ヘビは英語で「嫌なヤツ」や「ウソつき」の意味をもつ言葉。暗に(しかし明らかに)テイラーのことをディスる彼女のこの行動が、さらに世間の「アンチテイラー」たちの心を燃え上がらせてしまったみたい。この後、キムのツイッター投稿をまねて、テイラーのSNSのコメント欄にヘビの絵文字を大量に残すアンチや冷やかしが急増。大変なさわぎになってしまうの。

▼ヘビの絵文字をたくさんツイートしたキム

▼その後テイラーのインスタ等のコメント欄にはヘビの絵文字があふれるように


さらに事態はどんどんエスカレート。ツイッターでは「TaylorSwiftIsOverParty (テイラー・スウィフト終了)」というハッシュタグがトレンド一位に。「テイラーはすごい偽善者」「たくさん賞をとって稼いだからといって、みにくい性格までは変えられないんだね」などのヘイトツイートでSNSがお祭りさわぎになってしまうの。

こうなってしまったのは、デビュー以来彼女がずっと貫いてきた「優等生でいい子」なイメージが、一連の事件でガラガラとくずれてしまったから。過去数年間、自他ともにみとめる人気者なテイラーだっただけに、その反動もスゴかったってワケね。そう、テイラー・スウィフトはここにきて、“崖っぷち・オブ・崖っぷち”に追い込まれてしまったの。

そしてトム・ヒドルストンとの破局

テイラーへ逆風の嵐がふきあれた2016年の夏。あんなにラブラブだったハズの俳優トム・ヒドルストンとの関係に亀裂が入ったのも、ちょうどこのころだったわね。よくパパラッチされていたはずのふたりの姿が、急に目撃されなくなったの。そして秋の気配が訪れるころには、ふたりが完全に破局したというニュースが。

▼ラブラブだったころのふたり

 

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売れっ子同士のことだから、仕事が忙しく会える時間が少なくなってしまったのだろう、というのは想像に難くないところ。でも破局のホントの原因は、ふたりの関係をもっとオープンにしたいというトムと、プライバシーを守りたいテイラーの意見がぶつかったコトだそう。

ウワサによると、トムはその年のエミー賞の授賞式で、彼女とレッドカーペットデビューをしたかったみたい。でもテイラーはそれを却下。トムが自分の知名度を利用するつもりなのでは…とだんだん疑心暗鬼になっていったみたいなの。

そのころ、カニエや、キム・カーダシアン、そして元カレのカルヴィン・ハリスとのイザコザに疲れ果てていたであろうテイラー。きっとこれ以上注目を浴びたくない、と思っていたハズ。メディアに注目されっぱなしのトムとの関係を続けるのがしんどくなってたとしても、ふしぎではないわよね。そして彼女はさらにオドロキの行動に…。

消えてしまったテイラー・スウィフト

そう、そしてテイラーはついに表舞台から姿を消してしまうの。このトムとの破局と前後して、すでに決まっていた仕事以外スケジュールは白紙。パパラッチされることもグンと少なくなってね。それまでの数年間の彼女の勢いを考えると、コレは信じられないコト。いったいなぜ?ってかんじよね。2019年に公開された彼女のドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』でテイラーはこう語っているの。

「世間から意地悪で有害で狡猾(こうかつ)な人…つまり悪い人だといわれ、立ち直れなかった」

【動画】ネットフリックスドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』の予告編

さらにテイラーが自身の母親に泣きながら訴えるこんなシーンも。「歌手って、人に好かれたいからする仕事なの。もともと自信がないから、人から称賛されたくなる。ほめられているあいだは、どれだけ自分に自信がないかを忘れることができるんだもの。でもそれを15年もやってきてホントに疲れちゃった…」

テイラー・スウィフト

泣きながら母親につらい気持ちを訴えるテイラー

そもそも2016年にグラミー賞で2度目(女性ソロ・アーティストとして史上初)の最優秀アルバム賞を受賞してから、テイラーは燃え尽き症候群のような状態になっていたみたい。ずっとほしかったものに手がとどいた瞬間「周りをみわたしても、ハイタッチしてくれるようなパートナーはいなかった。自分が成しとげた功績に、共感してくれるような友だちもいないことに気づいた」んだとか。そして「で、このあとはどうしたらいいの?」って気分になったらしいの。

▼2度目のグラミーを手に入れたあと、目標を見失ってしまったテイラー

 

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そこにふってきたスキャンダルで、世界中から愛された歌姫は、とつぜん世間の嫌われ者に。そのヘイトの勢いは、彼女に「ただただ消えてしまいたかった」と思わせるほどヒドいものだったのね。そしてテイラーは実際に公の場から消えることを選択。のちに「それが世間が私に求めていることだとおもった」と語るほど、ショックがおおきかったみたい。

ついに人生最大の崖っぷちに追い込まれてしまったテイラー・スウィフト。でも彼女ほどのアーティストがやられっぱなしで終わるとは思えないわよね?さあここからテイラーの物語はどんな展開をみせてくれるのかしら。続きはまた次週。お楽しみに!

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