ジェイ・Zへの性的暴行告発、女性がまさかの全面撤回「会ったことも話したこともない」

ジェイ・Z photo: DFree / Shutterstock.com MUSIC/ARTISTS
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ジェイ・Zから性的暴行を受けたと訴えていた匿名女性が、その告発を全面的に撤回した。

女性は新たに提出した宣誓供述書の中で、ジェイ・Zについて「レイプされたことはない」「会ったことも話したこともない」と明言。さらに、ジェイ・Zが自分に不適切な行為をしたことも一切ないとし、これまでの主張は虚偽だったと認めた。

 

2024年、当時13歳で性的暴行を受けたと告発

この女性は2024年、匿名の「Jane Doe」として訴訟を起こしていた。

訴えでは、2000年のMTV Video Music Awards後のパーティーで、当時13歳だった自分がジェイ・Zとショーン・“ディディ”・コムズから性的暴行を受けたと主張していた。

女性は当初、ディディ側のみを訴えていたが、その後2024年12月に訴状を修正し、ジェイ・Zことショーン・カーターの名前を加えた。ジェイ・Zは当初から告発を強く否定していた。

 

「ジェイ・Zにレイプされたことはない」

今回、マンハッタン連邦裁判所に提出された12ページの宣誓供述書で、女性はこれまでの主張を全面的に覆した。

女性はジェイ・Zについて、「Shawn “Jay-Z” Carter never raped me. I have never met or spoken to Mr. Carter」と記し、彼に会ったことも話したこともなく、不適切な行為を受けたことも一度もないと明言した。さらに、ジェイ・Zに対する自身の主張には真実がないと認めている。

女性は、自身の虚偽の告発によってジェイ・Zに大きな苦痛や損害を与えたことについても認め、それは完全には元に戻せないものだと理解していると記した。

 

【動画】ジェイ・Zへの性的暴行告発、女性が全面撤回「一度も会ったことがない」

NBC Newsの報道では、女性の全面撤回に加え、今回の宣誓供述書を受けてジェイ・Z側が女性本人に対する訴訟を取り下げたことも伝えられている。一方、女性の元代理人トニー・バズビー氏らに対する法的措置は続いている。

 

ビヨンセと家族にも謝罪

女性はジェイ・Zだけでなく、妻ビヨンセを含む家族にも謝罪したと報じられている。

自身の告発がジェイ・Z本人だけでなく、その家族にも大きな苦痛を与えたことを認め、謝罪の意向を示したという。

ジェイ・Zとビヨンセは2008年に結婚し、3人の子どもを育てている。

今回の告発撤回により、ジェイ・Z側が一貫して主張してきた「告発は虚偽だった」という立場を、告発者本人が法廷文書で認めた形となった。

 

訴訟自体は2025年に取り下げられていた

この性的暴行訴訟は、今回初めて取り下げられたわけではない。

女性側はすでに2025年2月、ジェイ・Zらに対する民事訴訟を自主的に取り下げていた。

その後ジェイ・Zは、女性や当時の代理人らに対して、名誉毀損や悪意ある訴追などを理由に別の訴訟を提起。今回の宣誓供述書は、その法廷手続きの中で提出されたものだ。

今回、ジェイ・Z側は女性本人をその訴訟の被告から外したが、元代理人のトニー・バズビー氏や法律事務所などへの請求は継続している。

 

女性側「性的暴行を受けたという認識自体は変わっていない」

一方で、女性側の現在の弁護士は、今回の告発撤回について補足説明をしている。

女性は、自身が過去に性的暴行を受けたという認識そのものは維持しているという。ただし、その記憶の中でジェイ・Zを加害者だと認識したことについては、完全に誤っていたとしている。

女性は2024年、ショーン・“ディディ”・コムズに関する性的暴行被害者を募集するFacebook広告を見たことをきっかけに、10代のころに性的暴行を受けた記憶を思い出したと説明。その後、法律事務所側と接触するようになったという。

また今回の宣誓供述書では、女性側が当時の弁護士らについて、十分な事実確認が行われないまま訴訟が進められたとの趣旨の主張もしている。一方、バズビー氏側は適切な調査を行ったとして反論している。

そのため今回の展開は、女性が「性的暴行被害そのものは存在しなかった」と認めたというより、ジェイ・Zを加害者とした告発について全面的に誤りだったと認めたものとなる。

ジェイ・Zは一貫して疑惑を否定してきたが、今回、告発した本人が「会ったことも話したこともない」と法廷文書で明言したことで、一連の騒動は大きな転換点を迎えた。

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