1990年代の大ヒット海外ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」(通称「ビバヒル」)でブレンダ役を演じたシャナン・ドハーティ。1994年、人気絶頂だった同作を突然降板した彼女について、双子の兄ブランドン役で共演したジェイソン・プリーストリー(57)が、当時の複雑な事情を振り返った。
ジェイソンは、シャナンの現場での問題行動が降板につながったことを認めながらも、彼女が抱えていた私生活の苦悩を知っていれば、違う結末があったかもしれないと語っている。
「あれ以外の選択肢はなかった」シャナン降板の舞台裏
11月5日に公開されたポッドキャスト「The Slice of Life Show」に出演したジェイソンは、シャナンがシーズン4を最後に番組を去った経緯について語った。
ジェイソンによれば、シャナンの現場での振る舞いが問題になり始めたのはシーズン4のことだったという。しかし、彼自身は彼女と仕事をするうえでトラブルを経験したことはなかった。
「僕と彼女の間には、個人的には何の問題もなかった。シャナンのことが大好きだったし、一緒に仕事をするのも大好きだった。彼女は素晴らしい女優で、最高の共演相手だった。番組での彼女との思い出は、いいものばかりだよ」
それでも、製作側が彼女を降板させた判断について尋ねられると、ジェイソンは「あれは難しい質問だね」と答え、こう続けた。
「当時、僕たちが持っていた情報からすれば、あれ以外の選択肢はなかったと思う。でも、シャナンが当時の私生活で何が起きていたのか、もっと率直に話してくれていたら、違う判断ができたかもしれない」
夫の薬物問題と父親の重病・・ シャナンが明かしていた苦悩
実はシャナン自身も、2024年1月に配信したポッドキャスト「Let’s Be Clear」で、自身の降板につながった事情を詳しく語っていた。この回にはジェイソンもゲストとして出演している。
当時、シャナンは俳優アシュレイ・ハミルトンと結婚していたが、その生活は深刻な問題を抱えていたという。
「最後のシーズンの頃、私は本当にひどい結婚生活を送っていた。その結婚生活で起きていたさまざまなことが原因で、仕事にいつも時間どおりに行くことが、とても難しくなっていた」
シャナンによれば、当時の夫は薬物依存の問題を抱えており、彼が再び薬物に手を出すことを恐れるあまり、自宅を離れることさえためらう状況だった。
「家を出ることすら嫌だった。私がいない間に、彼がまた薬物を手に入れるんじゃないかと怖かったから」
さらに、父親も重い病気を患っていた。家庭内で起きていたこうした出来事が彼女の生活を圧迫し、撮影現場への遅刻などにつながっていたという。
一方、シャナンは自分の行動にも責任があったと認めていた。解雇される前に、誰かが自分を呼び出し、仕事への姿勢を改めるよう厳しく注意してほしかったと振り返るとともに、周囲に事情をもっと正直に説明するべきだったとも語っている。
「彼女は番組の成功に欠かせない存在だった」
ジェイソンにとっても、シャナンの降板は大きな不安を伴う出来事だった。
「僕たちにとっても怖いことだった。シャナンは、この番組を成功させた秘密の要素のひとつだったからね」
シャナンを失うことが彼女自身の人生やキャリアに影響するだけでなく、番組にも大きな打撃を与えることを出演者たちは理解していたという。
「彼女を降板させるという決断は、決して軽々しく下されたものではなかった」
1990年にスタートした「ビバヒル」は、シャナンの降板後も放送を続け、2000年にシーズン10で終了。ジェイソン自身も1998年、シーズン9の序盤で番組を去っている。
シャナンはその後も女優として活動を続けたが、長年にわたる乳がんとの闘病の末、2024年7月13日に53歳で死去した。
ジェイソンは彼女の訃報を受け、Instagramで「友人シャナンの訃報に衝撃を受け、悲しんでいる。彼女は自然の力のような存在だった。寂しくなるよ」と追悼していた。




