マーベルが「生成AIの不自然さ」をあえて手作りで再現! 『ヴィジョンクエスト』の奇妙すぎる撮影セット、その裏側を公開[動画あり]

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マーベル・スタジオが、生成AIの作り出す「リアルなのに、どこかおかしい」世界を、あえて実際の撮影セットで再現した。ディズニープラスで独占配信中のドラマシリーズ『ヴィジョンクエスト』から、主演のポール・ベタニーらが撮影の舞台裏を紹介するメイキング映像が公開された。

舞台となるのは、ヴィジョンの頭の中に広がる「マインドスペース」。一見すると美しい邸宅だが、よく見ると家具が不自然に傾き、廊下がどこまでも伸び、階段はどこにもつながっていない。まるで生成AIが人間の家を想像して作り上げたような、奇妙な空間が広がっている。

 

【動画】マーベル『ヴィジョンクエスト』、奇妙な撮影セットの舞台裏を公開

 

ドット絵の炎、傾いた家具・・ 生成AIの「間違い」をセットで再現

ヴィジョンの脳内世界「マインドスペース」には、アイアンマンことトニー・スタークを支えてきたJ.A.R.V.I.S.やF.R.I.D.A.Y.などのAIたちが暮らしている。彼らは、ヴィジョンが人間の世界で集めた情報を整理し、自分自身を理解する手助けをしている。

そんなAIたちの住まいは、豪華な家具や美しい調度品に囲まれた邸宅。しかし、暖炉で燃えているのは本物の炎ではなく、ゲーム画面のようなドット絵の火。本棚やソファーは妙な角度に傾き、建物の構造そのものにも不自然な部分がある。

ポール・ベタニーは、このセットについて「AIに考えさせた人間の家のような、不思議な空間だ」と説明。生成AIが画像を作る際に見られる、細部の違和感や物理的につじつまの合わない表現を、意図的に取り入れているという。

しかも、海外メディアの取材に対し、ショーランナーのテリー・マタラスは、本作の制作に生成AIを使用していないと明言している。AIが作ったように見える世界を、人間のスタッフが実際に作り上げたというわけだ。

 

宿敵ウルトロンの部屋には18台のテレビ! 奇妙な空間に隠された仕掛け

この邸宅には、もうひとつ興味深い場所がある。最上階のロフトに設けられた、宿敵ウルトロンの部屋だ。

かつて『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で人類の殲滅を企てたウルトロンは、ヴィジョンの脳内世界に閉じ込められている。部屋には絵画や石像などが並び、人間の暮らしを観察するためのブラウン管テレビが18台も置かれているという。

ウルトロン役として復帰したジェームズ・スペイダーは、この部屋について「牢屋としては快適だ」とコメントしている。

ほかにも、ヴィジョンが着用するスーツのストライプにはプログラムコードを取り入れるなど、細部にまでAIの世界観を反映。何気なく見ている場面にも、制作スタッフの遊び心が隠されている。

『ヴィジョンクエスト』は、『ワンダヴィジョン』『アガサ・オール・アロング』に続く物語の完結編。記憶を取り戻しながらも、自分が何者なのかを見失ったヴィジョンが、さまざまなAIたちと向き合いながら答えを探していく。

同作はディズニープラスにて独占配信中。いよいよ来週には最終話の配信を迎える。

 

配信情報

『ヴィジョンクエスト』
ディズニープラスにて独占配信中
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『ヴィジョンクエスト』日本版本予告

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