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『スター・ウォーズ』なぜハリソン・フォードは、自身が演じたハン・ソロに命を落としてほしかったのか? その理由とは

ハリソン・フォード演じるハン・ソロ FILMS/TV SERIES
ハリソン・フォード演じるハン・ソロ

今やハリウッド界での超大物俳優となったハリソン・フォード。1977年に公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に出演した際には、まだ無名だった。しかし、謙虚な姿勢のルーク・スカイウォーカーやレイア姫とは対照的ともいえるキャラクター、ハン・ソロを演じたことが評価され、映画の大ヒットをきっかけに一躍スターダムに昇り詰めた。

その後1980年に公開された『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で再びハン・ソロを演じたハリソン・フォードだが、物語の中でハン・ソロは、命を追われたり、さらにカーボン冷凍という特殊技術で冬眠状態にされてしまう。

そんなハン・ソロの壮絶な人生を、ハリソンは1983年に公開された『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の中で終わらせたかったようだ。しかしこのアイデアは監督のジョージ・ルーカスにより却下され、ハン・ソロは物語の中で生き続けることとなった。

実はハリソンが最初に「ハン・ソロの死」を訴えた際、彼は役に対するモチベーションを失いかけていた。しかし2016年に公開された続三部作となる『スターウォーズ/フォースの覚醒』に参加した際、彼が作品内で死んでしまうことについてもっと納得のいく理由を見つけたそうだ。この作品で、ハン・ソロは息子でありながらダークサイドに落ちてしまったカイロ・レンによって殺されてしまう。

ハリソンは自身の死について、作品内で重要な立場にあったことと、多くのキャラクター達と関わりを持ったことにより、「他の誰かのために自らの命を捧げることが、作品に重厚感を持たせ、ファンに感情移入させることができる」と考えたという。ハリソンが作品内での死を初めて訴えてから30年が経ち、ようやく願いを叶えることができた。そして、ファンに与えた衝撃も、彼が望んだとおり相当大きなものとなったのだった。

 

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