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『スター・ウォーズ』ジョージ・ルーカス、9歳のアナキンを主人公にするのは「シリーズを破滅させる」と言われていた! 過去のインタビューで熱く語る内容が今話題に

幼いアナキン・スカイウォーカー FILMS/TV SERIES
幼いアナキン・スカイウォーカー

1999年に公開された『スター・ウォーズ』新三部作のEP1、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』。同作では10歳のアナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド演)が主人公となっているが、配給側の20世紀フォックス社がこれに反対していたようだ。

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今回話題となっているのは、同作の監督を務めたジョージ・ルーカスが1999年に登場したEmpire Magazineのインタビュー。映画公開から数週間で公開されたインタビューで、ルーカス監督は「続編に対する市場やファンの期待が大きくなり過ぎていた。みんな続編をキリストの再臨かのように、自分の人生を変えるもののようになって欲しがっていた。そんなこと僕にはできないでしょ、ただの映画なんだから」と、新三部作への期待がプレッシャーになっていたと話した。

さらに監督は「アナキンが9歳ではなくて15歳だったらもっとマーケティングをしやすかったっていうのは知っている。クイーン・アミダラを14歳じゃなく18歳にすればもっとね。でもそれはこの物語じゃないんだ。今回は、若いことが重要。母のもとを去ることがとても辛い年齢というのを描くのには、15歳よりも9歳がよかった。映画のために正しいことをしないといけないんだ。ウケがいいのを選ぶんじゃなくてね」と、アナキンの年齢をティーンではなく子供にした理由を明かした。

この年齢設定に関し、配給会社の20世紀フォックスは反対したようで「『君はシリーズを破滅させることになる。全てを破滅させる』って言われたよ。僕はルーカスフィルムのスタッフに『誰も見たいと思っていない映画を作る』って言った」と、フォックス社の意見に耳を傾けなかったと語った。

結果『ファントムメナス』は公開初日『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』を破って1999年当時で史上最高額となる2800万ドルを売り上げ、さらに公開5日間で1999年当時、史上最速で1億ドルを突破する大ヒットとなった。

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