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マーティン・バシール記者、1995年にダイアナ元妃をあざむいて暴露インタビューを取り付けていたことが明らかに バシール記者がダイアナ元妃をだました方法とは

1995年11月に放映されたインタビューでのダイアナ元妃 NEWS
1995年11月に放映されたインタビューでのダイアナ元妃

マーティン・バシール記者ダイアナ元妃に行ったインタビューに関する調査の初期報告書にて、彼がこの独占インタビューの機会の得るために彼女をだましていたという結論が出された。

このインタビューは1995年にBBCの番組「Panorama」にて 放送されたもので、ダイアナ元妃は英国王室の裏側やチャールズ皇太子をはじめとした王室メンバーとの関係性について暴露していた。

またこのインタビューの中で、ダイアナ元妃が「私達の結婚生活には3人いた」と当時チャールズ皇太子と愛人関係にあったというカミラ・パーカー・ボウルズにも言及し結婚生活の破綻まで口にしたことから、全国民の注目を集めることとなった。なおチャールズ皇太子は2005年にカミラ・パーカー・ボウルズと再婚している。

Telegraph紙が報じたところによると、バシールがどのような手段を使ってインタビューにこぎつけたのかについては6か月間にわたって調査が行われており、今週木曜にその結果が提出されたという。

この調査はBBCにより元最高裁判事のジョン・ダイソン氏に依頼されていた。そして今回、ジョン・ダイソン氏はバシールがBBCのガイドラインに反してインタビューの機会を取り付けたと結論付けたのだった。

報告書によると、バシールはインタビューに向けてダイアナ元妃の側近らが公安当局から金銭を受け取っていたという虚偽の銀行明細を作成。ダイアナ元妃の弟アール・スペンサー伯爵に見せることでダイアナ元妃の信頼を得ることに成功し、インタビューを取り付けたという。ダイソン氏には調査の間、アール・スペンサー伯爵から今回の疑惑を裏付ける8枚のメモを含む様々な書類や証拠が提出されていたそうだ。

なおつい先週、バシールは健康上の理由でBBCの宗教担当編集者を退任。BBC事務局長のティム・デイビーは謝罪を表明し。このインタビューで受賞した賞を返上すると発表している。

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