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アレック・ボールドウィン銃誤射事件、なぜ実弾が装填されていたのか? 銃を用意した武器担当者は「ハメられた」と何者かによる妨害行為の可能性を主張

アレック・ボールドウィン NEWS
アレック・ボールドウィン

10月21日、俳優のアレック・ボールドウィンが主演する映画『Rust(原題)』の撮影現場にて、彼が銃を誤射したことにより撮影監督が死去、監督が大けがを負った事故。この銃を管理していた武器担当者の弁護人が、「クライアント(武器担当者)は濡れ衣を着せられている」と主張している。

武器担当者ハンナ・グティエレス・リードの弁護人ジェイソン・ボウルズは、撮影現場に不満を持つ者の「妨害行為」であることと、犯行現場が「改ざんされた」ことが、クライアントが濡れ衣を着せられている証拠だとした。

そのうえで、「我々は、実弾そのものや、実弾が『ダミー専用箱』に入れられた経緯、誰が入れたのかなど、真実を徹底的に調査することを求めている」と語った。

さらにジェイソン・ボウルズは、FBIや検察による調査結果を待つ地元の保安官たちと「重要な新情報」を共有したとし、「我々は、これが何者かによる『妨害行為』であり、ハンナ(グティエレス・リード)はハメられたのだと確信している。警察が到着する前に、現場も改ざんされたのだ」と主張。しかしこれらを裏付ける証拠は提示されなかった。

またハンナ・グティエレス・リードは、弁護士を通じて発表した声明の中で「私は自分の仕事に対し、常に非常に高い安全意識を持ち、真剣に取り組んでいました」と自身の潔白を訴えている。

なお、この作品の制作にあたっては、低予算にともなう長時間労働や労働環境の劣悪さが問題となっており、不満を抱くスタッフも少なくなかったと報じられている。

一方、捜査当局は「捜査には数か月かかる」としたうえで、「陰謀説を唱えたり、『妨害行為』だと主張する者がいることも把握しているが、現時点では何の証拠も得られていない」と明かしている。

ヒラリア・ボールドウィンのインスタグラムより
左からハリナ・ハッチンス、アレック・ボールドウィン、ジョエル・ソウザ
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アレック・ボールドウィン(左)、ドナルド・トランプ・ジュニア
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