ロシアのウクライナ侵攻で、攻撃を受けているキエフ。そのキエフの防空壕の中で、ウクライナの少女が『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー ~ありのままで~(Let It Go)」を披露した。
この少女の動画は瞬く間にネットで拡散され、これは『アナと雪の女王』の出演者たちにも届いた。
We see you. We really, really see you. 💙💛 https://t.co/Vhln1MjXpX
— Idina Menzel (@idinamenzel) March 7, 2022
『アナと雪の女王』でエルサの声を担当したイディナ・メンゼルはこの動画に反応し、SNSに「私たちは、見ています。本当に、本当にあなたを見ているわ」とウクライナの国旗を象徴する青と黄色のハートの絵文字をつけてつづった。
イディナは、「レット・イット・ゴー ~ありのままで~(Let It Go)」で第86回アカデミー賞歌曲賞を受賞。同曲は、ビルボード・ホット100のチャートにも何年もランクインしている人気楽曲だ。また、ディズニーはこの曲の外国語版42曲のコレクションをリリースしており、その中には、ウクライナ語とロシア語のものも含まれている。
プレス・ニュース・エージェンシーによると、この少女はアメリアという名前で、マルタ・スメホワさんという方がFaceBookに投稿した動画だという。アメリアちゃんの即興のパフォーマンスは、各地から多くの好意的な反応を得ており、オランダの音楽プロデューサーで、彼女を探してウクライナに収益を送りたいと言う人まで現れている。
また「ツイッターでプーチンの手によって多くの人々が苦しみ、死んでいく映像を見て一日中涙を流していたけれど、このスウィートで無垢な小さな愛しい少女の歌を見るのは幸せなことだ」「みんなに希望を与えてくれてありがとう」とさまざまな感謝のコメントがSNS上に残されている。