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英ロイヤルファミリー、またしても差別的言動で物議! 黒人女性に対し「どこの出身?」としつこく聞いたベテラン側近が辞任、王室が出したコメントとは…?

スーザン・ハッシー夫人とウィリアム王子夫妻 NEWS
スーザン・ハッシー夫人とウィリアム王子夫妻

以前から人種差別問題が何度か報じられている英国のロイヤルファミリー。今回新たに、ベテランの側近女性がアフリカ系のルーツを持つ女性に対し差別的言動を取ったといわれ、物議をかもしている。各メディアが伝えている。

DV被害者の支援団体「シスター・スペース」のCEOであるヌゴジ・フラニ(Ngozi Fulani)氏は11月29日、バッキンガム宮殿で開かれたレセプションに出席。そこで「SH夫人」という人物から「あなたはどこの出身?」と聞かれ、「シスター・スペースのものです」と答えると、SH夫人は「いや、アフリカのどの地域の出身かを聞いているの」と、黒人であるヌゴジさんに対ししつこく問い詰めたという。

ヌゴジさんの投稿

SH夫人との一連のやりとりをツイッターにまとめ、投稿したヌゴジさん。ヌゴジさんは「生まれも育ちも、国籍もイギリス人です」と答えたにもかかわらず、SH夫人は「あなたの種族はどこ出身なの?」と質問し、最終的にヌゴジさんは「カリブ系アフリカ人の子孫」だと答えたという。

英メディア各社は王室筋の話として、「SH夫人」と書かれている人物はスーザン・ハッシー夫人(83)だと報道。スーザン・ハッシー夫人は長年にわたり故エリザベス女王の侍女を務め、親しい友人でもあったといわれている。またウィリアム王子のゴッドマザー(洗礼式の証人)の一人でもある。エリザベス女王の亡きあとは、カミラ王妃の廷臣を務めていた。

スーザン・ハッシー夫人
https://twitter.com/MattGarrahan/status/1598010845866627072

これを受けて王室は声明を発表。この事態を深刻に受け止めた結果、スーザン・ハッシー夫人が辞職したと発表した。

「私たちはこの事件を極めて深刻に受け止め、全容を解明するために直ちに調査を行いました。今回の件では、容認できない、深く遺憾なコメントがなされました。私たちはこの件に関してヌゴジ・フラニ氏に連絡を取り、彼女が望むなら、彼女が体験したすべてについて話し合いましょうとオファーをしました」

「一方、当の本人(スーザン・ハッシー夫人)は、傷つけてしまったことに対して深く謝罪し、即刻名誉職から身を引くことを表明しました。王室の全メンバーは、多様性と包括性のポリシーを常に守ることが求められています」

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