世界的スーパーモデル、シンディー・クロフォードと実業家ランディ・ガーバーの息子で、モデルとして活動していたプレスリー・ガーバーが死去した。27歳だった。妹はモデル・俳優として活躍するカイア・ガーバー。
米AP通信や米Peopleなどが報じたところによると、プレスリーは現地時間9月20日(日)に亡くなった。ロサンゼルス郡検視局の記録では、死亡場所はリハビリ施設とされている。現時点で死因は明らかになっておらず、検視が進められている。
家族「非常に困難でつらい時期」
シンディー、ランディ、カイアの代理人はプレスリーの死去を認め、米メディアに声明を発表した。
「家族は、この非常に困難でつらい時期に、プライバシーを尊重していただくことをお願いしています」
突然の訃報を受け、家族は静かに悲しみと向き合う時間を求めている。
プレスリーはシンディーとランディの長男として1999年に米カリフォルニア州で誕生。母シンディー、妹カイアと同じくファッション界に進み、10代からモデルとして活動してきた。モスキーノやドルチェ&ガッバーナなどのランウェイに登場したほか、カルバン・クラインなどの仕事も経験。母譲りのルックスでも注目を集めた。
メンタルヘルスについて積極的に発信
近年のプレスリーは、自身が経験してきたメンタルヘルスや依存症の問題について公に語るようになっていた。
過去のインタビューでは、うつ状態など自身の経験について語り、「自分の経験によって一人でも多くの人を助けることができれば」といった思いを明かしていた。またInstagramでは「Mental Health Mondays」と題した動画を投稿し、自身の回復や健康について発信していた。
亡くなる約半年ほど前、依存症治療の様子を公開
さらにプレスリーは2026年3月、自身のInstagramで、依存症からの回復を目指してイボガイン(ibogaine)を用いた治療を受けたことを明かしていた。
投稿された動画は治療を受ける直前に撮影されたもので、プレスリーは当時について「すべてが変わる前の静かな時間」と振り返り、治療を前に強い恐怖を感じていたことを告白。それでも、「なぜ自分がここにいるのかは分かっていた。逃げ続けてきたものと向き合い、その中で少しずつ自分自身を取り戻し始めた」とつづっていた。
さらに、「これがここに戻ってこなければならない最後の機会になることを祈っている」と、今回の治療が回復への大きな転機になることへの願いも明かしていた。
この投稿には家族も反応。母シンディー・クロフォードは、困難を乗り越えて自分自身を取り戻そうとする息子を「誇りに思う」とコメントし、妹カイア・ガーバーも兄への強い誇りを表していた。
なお、イボガインは中西部アフリカ原産の植物に由来する幻覚作用を持つ物質で、依存症治療への応用が研究されている一方、米国では承認された治療薬ではない。
妹のカイアも今年8月、『Vogue』のインタビューで兄について言及。プレスリーが長年、薬物依存の問題と向き合ってきたことが家族全体に大きな影響を与えたと明かす一方、自らの経験を隠さず語ろうとする兄の姿勢を「とても誇りに思っている」と話していた。
プレスリー自身がプライベートな苦悩について発信し、人々のメンタルヘルスへの理解を広げようとしていた矢先の訃報となった。
なお、報道時点で死因は正式に発表されていない。過去の依存症やメンタルヘルス上の問題と今回の死との関連についても明らかになっておらず、憶測を避ける必要がある。
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