マイケル・ジャクソンの娘パリス、遺産6億ドルの移管を要求 死後17年も相続進まず、管理側と対立

パリス・ジャクソン photo: MLM IMAGES Los Angeles / Shutterstock.com NEWS
パリス・ジャクソン photo: MLM IMAGES Los Angeles / Shutterstock.com
NEWS

2009年に亡くなった「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンの娘パリス・ジャクソン(28)が、父親の遺産から6億ドル(約900億円)を家族信託に移管するよう裁判所に求めていることが明らかになった。マイケルの死から17年以上が経過した現在も、子供たちへの正式な遺産移管が実現していないとして、長年の遺産管理人を厳しく批判している。

米Page Sixが11月2日に報じたところによると、パリスは10月29日、ロサンゼルス上級裁判所に申し立てを提出。父の遺産を管理する弁護士ジョン・ブランカが、子供たちの相続財産を不当に管理し続けていると主張した。

 

「21歳から受け取るはずだった」パリスが訴える遺産管理の問題

今回パリスが求めている6億ドルは、彼女個人への支払いではない。兄プリンス(29)、弟ビギ(24)らが受益者となる「マイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト」への資金移管だ。

裁判書類によると、マイケルは子供たちが21歳になると、それぞれの信託財産から収入を受け取れるようにしていたという。さらに30歳で元本の3分の1、35歳で残りの半分、40歳で残額すべてを受け取る取り決めだったとされる。

しかしパリス側は、こうした取り決めが実行されず、実際にはブランカが決めた金額しか受け取れていないと主張。遺産管理のあり方に疑問を呈したところ、訴訟や公の場での批判に直面し、兄弟を含む支払額も大幅に減らされたと訴えている。

 

遺産には8億5000万ドルの現金があると主張

パリス側が問題視しているのは、遺産の規模と、子供たちへの正式な移管が進んでいないことの落差だ。

申し立てによると、マイケルの遺産は2024年末までに累計25億ドル以上の総収入を生み出し、同年12月時点で約8億5000万ドルの現金および現金同等物を保有していたという。

パリスは、税金やその他の債務を考慮しても、少なくとも6億ドルは家族信託に移せると主張。遺産管理側が資産を保持し続ける正当な理由はないとしている。

 

遺産管理側は全面否定「すでに2億ドル以上を分配」

一方、マイケルの遺産管理団体は、パリス側の主張を否定している。

同団体の広報担当者はPage Sixに対し、米内国歳入庁(IRS)との税務紛争など、未解決の法的問題が残っているため、現時点では信託への完全な資産移管ができないと説明した。

IRSはかつて約7億ドルの追加税金と罰金を求めていたが、その後の裁判で請求額は大幅に減額されたという。ただし紛争は最終的に解決しておらず、金額が変わる可能性も残されている。

さらに遺産管理側は、子供たちへの支払いを意図的に減らしたという疑惑について「完全な作り話」と反論。パリスを含む受益者への分配や、その利益のために支出した金額は、すでに2億ドルを超えていると説明した。

パリスは今回の申し立てで、6億ドル、または裁判所が適切と判断する金額を家族信託に移すことに加え、訴訟費用の支払いも求めている。

審理は12月に予定されている。

tvgrooveをフォロー!